━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/07/06 「超格差時代」の消費増税問題 第278号 ──────────────────────────────────── 7月5日午後6時から、東京永田町1-1-1に所在する「憲政記念館」で森 ゆう子参院議員が出版記念パーティーを開催した。 会場は立錐の余地もないほどの参加者で賑わった。 記念パーティーは最大の成果をあげて、無事に執り行われた。 私も出席させていただき、会にお見えになられていた平野貞夫元参院議員、 「日本一新の会」事務局長の大島楯臣氏にご挨拶をさせていただき、その隣席 で森氏と小沢元代表のご高話を拝聴させていただいた。 パーティー第一部では、森ゆう子議員が基調報告をし、その後、駆け付けられ た小沢一郎民主党元代表が祝辞を述べられた。 「これこそが正論のなかの正論」という貴重なお話を賜った。 お二人の話を総合すると、三つの重要なメッセージがあったと私は受け止めた。 第一は、森ゆう子議員が出版された『検察の罠』に関する話。 本ブログ・メルマガでは、すでに5月28日に、 「森裕子検察の罠・背後で暗躍したのは誰だったのか」 のタイトルで、同書を紹介させていただいた。 森議員がご高話で指摘されたように、西松建設事件、陸山会事件というのは、 そのすべてが、検察による巨大な謀略であった。 すでに紹介させていただいた孫崎享氏の新著『戦後史の正体』(創元社)86 ページに、この小沢事件の本質を衝く極めて重要な記述があるので、改めて紹 介させていただく。 「この小沢事件のもっとも重要なポイントは、2009年3月に始まった検察 と大手メディアによる激しい攻撃がなければ、同じ年の9月、小沢一郎氏はほ ぼ確実に日本の首相になっていたということです。 日本国民が正当な手続きによって選出した指導者を、もし特定の政治的意図を もって東京地検特捜部が排斥しようとしたなら、これは民主主義国家の根幹を 揺るがす大問題です。… … …(記事全文4,274文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)