━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/06/14 超巨大増税強行実施が正しくない経済学的論拠 第256号 ──────────────────────────────────── NPJ(News for the People in Japan)編集長で弁護士の田隅一雄氏が逝去 された。 昨年、末期がんの宣告を受けたことをブログで公開されて以後も、精力的に文 筆活動を展開されてきた。 ブログにはすさまじい闘病の現状経過も細かく記されてきた。 過酷な健康状態に鞭打ち、福島原子力発電所核事故発生以後は、真相究明と事 態打開に向けて、文字通り全身全霊を注いで活動を継続されてきた。 多くの人々が奇跡の健康回復を願ってきたが、遂にご逝去の報に接することに なった。 田隅氏のこれまでのご業績、ご尽力、ご貢献に対して心より厚く感謝を申し上 げたい。 哀悼の意を表するとともに、田隅氏のご冥福を心よりお祈り申し上げる。 本日6月14日は、田隅一雄氏による連続対談第7回の会合が開かれる。 NPJサイトで告知しているように、対談は予定通り行われる。 田隅氏は出席できないが、冒頭に追悼を行い、対談を実施するとのことである。 天木直人氏、私に加えて、岩上安身氏が出席される。 岩上氏は田隅氏とともに、東電記者会見に連日の徹夜で奮闘された同志でもお られる。 田隅氏は日本の民主主義を深く考察されていた。 民主主義とは何か。現実の政治現象のなかに、民主主義は体現されているのか。 私が提唱している「主権者国民連合」の政治運動も、究極の目的は、日本の本 当の意味の民主主義を生み出すための取り組みである。 民主主義の建前とは裏腹に、日本の政治は、米国、官僚、そして大資本という、 特定少数に支配されてしまっている。 この問題を象徴的に表しているのが、原発問題であり、消費増税問題である。 本日の連続対談第7回イベントは下記要領で開催されるので、できるだけ多く… … …(記事全文6,151文字)
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植草一秀(政治経済学者)