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メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

植草一秀(政治経済学者)

植草一秀

第135号 脱対米隷属・主権者国民政権樹立の鍵握る小鳩ライン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/02/12 脱対米隷属・主権者国民政権樹立の鍵握る小鳩ライン                第135号 ────────────────────────────────────  大阪維新の橋下徹氏が国政参加に向けた政権公約を明らかにしつつある。    天下り廃止を撤回し、TPP参加に賛成し、日米同盟を外交の基軸に位置付 けるという。    予想通りの展開である。    これで、「みんなの党」とほぼ同一の政策路線が示されることが確実な情勢 になった。    他党との連携は、この政策基本路線に同調することが条件になる。    選挙でのおこぼれを期待して、連携志願政党が増えるかも知れない。        この動きを2006年以降の日本政治漂流の流れのなかにどのように位置付 けるか。    歴史を見る視点として重要なことは、個々の事象を単独の事象として暗記す ることではなく、その背後に存在する、歴史を動かす本尊の正体と意思を探る 点にある。    個々の事象そのものは単なるインフォメーションに過ぎないが、これらの背 後にある本尊の存在とその意思を探ることによって、インテリジェンスに格上 げされるのだ。        2006年から2008年にかけて、民主党が大躍進した。    いま民主党で大きな顔をしている面々は、他人のふんどしで相撲を取る輩で ある。岡田克也氏は2005年の総選挙で、見当違いの政策方針を示して、民 主党を大惨敗に導いた張本人である。    後継の前原誠司氏は、偽メール事件の取り扱いを誤り、民主党を解党の危機 に追い込んだ人物である。このときの国対委員長が野田佳彦氏であり、永田寿 康議員の死に責任を負うのがこの前原氏と野田氏である。    2006年の民主党の危機に火中の栗を拾って党代表に就任し、民主党を大 躍進させ、遂に政権奪取に導いた最大の功労者は言うまでもなく小沢一郎氏で ある。  
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