━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/02/13 「シロアリ退治なき消費増税」阻止総選挙必勝法 第137号 ──────────────────────────────────── 野田佳彦氏が「シロアリ退治なき消費増税」を推進しているが、連立与党の 国民新党が、これに賛成する方針を決めたと報道されている。 政府は昨年12月30日に政府税制調査会に提出された 「社会保障・税一体改革素案(案)」 http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2011/__icsFiles/afieldfile /2011/12/30/23zen30kai2.pdf を閣議決定する意向である。 これを国会に提出するのだという。 このなかに、2014年4月に消費税率を8%とし、2015年10月に1 0%に引き上げることが明記された。 野田佳彦氏が声を張り上げて主張したのは、 「シロアリ退治なき消費増税は絶対に認められない」 というものだ。 2009年9月に民主党政権が樹立されたが、「シロアリ退治」が実行され たとは寡聞にして知らない。 それなのに、野田氏は街頭演説で糾弾した、 「シロアリ退治なき消費増税」 に突き進んでいる。 国民新党は消費増税に反対の意向を表明していたのではないか。 それがなぜ、消費増税賛成に回るのか。 消費増税反対を貫き、閣議決定に反対する場合、国民新党は政権を離脱世せ ざるを得ない。国民新党は消費増税反対の筋を通すことよりも政権内部に留ま ることを優先したということか。 郵政改革法案もたな晒し状態が続いている。… … …(記事全文4,619文字)

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