… … …(記事全文7,400文字)総裁選の最中、小泉勝利が既定路線により、水面下では日朝首脳会談に向けた動きがあったため、高市首相は就任直後、会談実現に向けて食らいついた。ただし実現の条件は交渉内容に拉致問題がないことが前提
◆〔特別情報1〕
共同通信は3日、「首相『日朝首脳会談を打診した』 拉致被害者の帰国求める集会で」という見出しをつけて次のように報道した。
「高市早苗首相は3日、東京都内で開かれた拉致被害者の帰国を求める国民大集会で、北朝鮮に金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談開催を打診したと明らかにした。『被害者の命と国家の主権がかかった問題に対し、手段を選ぶつもりはない。既に北朝鮮側には首脳会談をしたい旨を伝えた』と明言。『私の代で何としても突破口を開き、拉致問題を解決したい』と決意を表明した。」
ところが共同通信は翌4日には、「日朝首脳会談の返事来ず 政府、高市首相就任直後に打診」という見出しをつけて次のように報道した。
「高市早苗首相が北朝鮮への打診を公表した金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談に関し、返事が届いていないことが分かった。先月21日の首相就任直後に呼びかけた事実も判明した。複数の政府関係者が4日、明らかにした。拉致問題担当相を兼ねる木原稔官房長官は記者会見で『北朝鮮にさまざまなルートを通じ、さまざまな働きかけを行っている』と述べた。」
この流れについて自民党内部に精通する情報通は次のように語った。
「総裁選の最中は、小泉進次郎が総裁選に勝利する流れがほぼ既定路線だったこともあって、水面下では日朝首脳会談に向けた動きは確かにあった。それだけに高市首相としては、維新との連立を達成させたのと同じように、日朝首脳会談も実現に向けて食らいつこうとしたのだろう。しかし、拉致問題については、北朝鮮としては小泉純一郎総理のときに解決済みという立場のため、拉致問題解決のためにということでの会談になると、北朝鮮側は取り合わないだろう」
以下、特別情報である。

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