… … …(記事全文5,003文字)「大阪都構想」が潜む維新「副首都構想」を真っ向反対するのは、自民党大阪府連と公明党ということか。維新本部裏は「ネオ中華街」が広がる。高市首相は、外国人政策をどこまで本腰で踏み込むか注目
◆〔特別情報1〕
時事通信27日、「選挙協力、連立の火種に 衆院155選挙区で競合―自民・維新、調整に及び腰」という見出しをつけて次のように報道した。
「連立政権を樹立した自民党と日本維新の会が国政選挙の候補者調整に及び腰になっている。昨年の衆院選では自民・維新系の候補が155の小選挙区で競合しており、調整の難航が予想されるからだ。国政選挙で真っ向から衝突する政党間での連立維持は困難との見方もあり、連立政権の火種になりそうだ」
まるで芸能人の婚約発表かのような眩しい限りの笑顔を見せた、連立合意のお披露目から1週間、所信表明演説からASEAN首脳会議へと一泊3日の弾丸外遊で笑顔を振りまいている間、国内では早くも自維連立の不調の兆しが報じられ始めた。維新の内部に精通する事情通も、「閣外協力」の連立に合意し維新は、選挙協力はせずガチで戦うつもりだろうと語っていた。しかし、そのとき維新は、「与党」か「野党」か、それとも「ゆ党」なのか、いまの段階でははっきりしないところ。
また、共同通信は26日、「自民大阪府連、副首都巡り直訴 小林政調会長に懸念伝達」という見出しをつけて次のように報道した。
《自民党大阪府連の松川るい会長代行ら幹部は26日、小林鷹之政調会長と大阪市で面会し、日本維新の会との連立政権で推進する「副首都構想」を巡って意見交換した。出席者によると、大阪での実現に「大阪都構想」を前提とする制度設計に府連側が懸念を伝達。都構想が2度の住民投票でいずれも否決された結果を踏まえ「民意を無視してはならない」と訴えた。》
維新が掲げる「副首都構想」を真っ向から反対するのは、その裏に「大阪都構想」が潜んでいることを警戒する自民党大阪府連と、自民党との連立を離脱した公明党ということになるだろう。以下、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。

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