… … …(記事全文5,765文字)高市総裁、菅元首相に自公連立の協力を要請するも時遅し。公明党から連立離脱を言い渡される。まさに「熟年離婚」で妻の心は変わらない。さらに総裁選の身の毛もよだつ裏話が飛び交い、自民党内は収拾がつかない
◆〔特別情報1〕
公明党が連立を離脱することとなった。この一報が伝わるまでの一日を共同通信の配信で振り返っておこう。
2025年10月10日
13:46 自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表は10日午後、国会内で会談し(共同)
15:18 自民、公明両党首の会談が終了した。(共同)
15:40 公明・斉藤代表が連立政権離脱を通告 自民・高市総裁との会談で(共同)
15:39 公明党幹部は10日、自民党との連立枠組みから離脱すると明らかにした。(共同)
会談終了後、高市は国会を後にし、そのまま自民党本部に直行し、会見をすることなく無言で報道陣の前を通り過ぎていった。一方、公明党のほうは国会内で斉藤代表が記者会見を開いた。
FNNは同日16時3分、「【速報】自民との連立政権『一旦白紙』公明・斎藤代表…『政治とカネ問題への基本姿勢に意見の相違』と説明」という見出しをつけて次のように報道した。
《公明党の斉藤代表が10日午後会見し、自民党との連立政権から離脱する理由を「政治とカネの問題に対する基本姿勢に意見の相違があった」と説明しました。
公明党側は、企業団体献金の規制に関する公明党案をのむよう自民党側に求めていましたが、自民党の回答について斉藤代表は、「これから検討するという、まことに不十分なものだった」と明かし、「極めて遺憾だ」と強調しました。
斉藤代表は自民党との連立政権について、「一旦白紙。これまでの関係に区切りをつける」と述べたうえで、今月召集される見通しの臨時国会での総理大臣指名選挙で、「とても高市早苗と書くことはできない」として、公明党は斉藤代表の名前を書くと明らかにしました。
連立解消に伴い、これまでの選挙で公明党が行っていた自民党候補への推薦も行わないということです。
一方で、予算案や政策については、「賛成すべきものは賛成する」としています。》
高市総裁は斉藤代表との会談を前に9日、公明党との太いパイプを持つ菅義偉元首相と会談していた。読売新聞は9日、「高市総裁、菅義偉元首相・岸田文雄前首相と相次ぎ会談…公明との協議難航で協力要請か」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党の高市総裁は9日、国会内で菅義偉元首相、岸田文雄前首相と相次いで会談した。公明党との連立継続に関する協議が難航する中で、首相経験者から意見を聞いたものとみられる。菅氏は、公明の支持母体の創価学会と太いパイプを持っており、事態の打開に向けて高市氏が協力を求めた可能性がある」
しかし、打開に向けた協力は得られなかった。自民党内部に精通する事情通は、高市に向けた菅の言葉を次のように語った。
以下、特別情報である。
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