… … …(記事全文4,627文字)「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」への「呼び水」として開催された「上海協力機構首脳会議」の最大のテーマは、日本をいかに取り込むか、その「懐柔策」が真剣に話し合われたという
◆〔特別情報1〕
時事通信は2日、「インド代表団は参列せず 『日本傷つける意図なし』 中国軍事パレード」という見出しをつけて次のように報道した。
「中国・天津で上海協力機構(SCO)首脳会議に出席したインド代表団が、3日に北京で行われる中国の「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念日の軍事パレードに参列しないことが1日分かった。
インド政府関係者は時事通信に、パレードは「中国が対日戦勝を祝う行事」と認識していると指摘。「インドには日本を傷つける意図はない」と説明した。
来日を終えた直後に訪中し、SCO首脳会議に出席したモディ首相も参列しないという」
筆者はモディたちインド代表団が『抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年』記念日の軍事パレードには参加しないということを、中東情勢に精通する外国人記者からの情報で、8月31日の午前中に把握していた。次のように語っていた。
「インドのモディ首相は訪日した足で訪中しているが、日本とはいま良好な関係にあることから、日本の味方をして、パレードには参加しないでインドに帰ってしまう」
31日の時点では実際にパレード不参加でインドに帰国するかどうか、確信が持てなかったけれども、やはり日本に配慮する流れとなった。そして、この「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」への呼び水のような形で事前に開催された「上海協力機構首脳会議」には、20カ国の首脳が参加した。インド代表団はモディ首相とともに参加し、義理を立てながら、肝心要の軍事パレードは躊躇なく不参加としたということである。
国際情勢に精通する情報通は、以下のような極秘情報を伝えてきた。
「『上海協力機構首脳会議』に集まってきた首脳陣たちの真の目的は、「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」ではない。日本との関係をどうするかの、真剣な話し合いを目的としていた」
そして、いま水面下では何が起こっているか。以下、特別情報である。
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン