… … …(記事全文4,056文字)自民党は日を追うごとに劣勢となり、その一方で参政党が勢いを増している。自民党の保守票が参政党に取り込まれているだけではない。選挙後を見据えた自民党内部抗争から、この流れが意図的につくられている
◆〔特別情報1〕
自民党内部に精通する事情通によると、投票日が近付くにつれ、自公の選挙情勢は悪くなってきており、自公で50は届かず、過半数割れは確実な情勢となってきているという。
朝日新聞は15日、「自公、参院過半数は困難か 自民は比例区でも苦戦 朝日終盤情勢調査」という見出しをつけて次のように報道した。
「7月20日投開票の参院選について、朝日新聞社は13、14の両日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行った。取材で得た情報も加え、終盤情勢を探った。自民、公明の与党は序盤情勢より劣勢となり、非改選を含む定数の過半数(125議席)の維持は困難な情勢となっている。自民は比例区も苦戦し、選挙区とあわせて30議席台半ばとなる公算が大きい。国民民主は伸長、参政は勢いを強め、いずれも改選議席数を大きく上回る情勢だ」
また同紙は14日には、「参政党、比例区で勢い 東京選挙区ではトップ 朝日終盤情勢調査」という見出しで次のように報道した。
「朝日新聞社が7月13、14両日に行った参院選の終盤情勢調査では、比例区での参政党の勢いが鮮明になった。政権に不満を持つ層の支持を、参政が取り込んでいる構図が垣間見える。3、4両日に行った序盤調査では、全体の6割近くを占める内閣不支持層の投票先は参政18%、国民民主党17%、立憲民主党16%、自民党15%と分散していたが、終盤では自民が11%に減らし、立憲、国民が横ばいの一方、参政は22%に増やした」
自民党が日を追うごとに劣勢となり、それに反比例するように参政党が勢いを増している。自民党の保守票を参政党が取り込んでいるためであるのだが、ただ、どうもそれだけではないらしい。選挙後を見据えた自民党内部抗争が、この流れを意図的につくっているという。以下、自民党内部に精通する事情通からの特別情報である。
購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン