… … …(記事全文4,970文字)バチカンでの米ウ首脳膝詰め会談は、差しでやらなければならない完全な「バーター取引」であり、ゼレンスキーはこれを受け入れた。もし会談が不調に終わっていたら、ウクライナ戦争は百年戦争になっていただろう
◆〔特別情報1〕
21日に死去したフランシスコ・ローマ教皇の葬儀が26日、バチカン市国のサンピエトロ広場で営まれ、正式な喪服姿ではない参列した二人の大統領がこの日、大広間で膝詰め直接会談を行った。CNNは28日、「トランプ氏、ゼレンスキー氏は「以前より冷静」 バチカンでの協議受け」という見出しをつけて次のように報道した。
「バチカンで週末に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との会談を受け、トランプ米大統領は27日、ゼレンスキー氏が「以前より冷静」になり、和平合意への関心が高まっていると述べた。
(中略)
トランプ氏は、ゼレンスキー氏との関係が悪化したことは一度もなく、2月に放映された口論は小さな障害に過ぎないと述べ、『彼は以前より落ち着いているように見えるし、状況を理解していると思う。そして、合意を望んでいると思う』と語った」
この会談には当初、3つの椅子が用意されていた。会談の席に向かう2人の間に、仏国のマクロン大統領が加わろうとしていたが、トランプの言葉でマクロンの席は外された。国際政治に精通する情報通は次のように語った。
「マクロンは戦争遂行派の代表として会談に加わるつもりだった。しかし、トランプは席を外させた。もしマクロンが会談の席に着いてしまって、停戦合意に至らず戦争が長引けば、それはマクロンの責任になる。トランプとゼレンスキー差しの会談は、完全な取引だった。この取引は、差しでやらなければならなかったし、ゼレンスキーはこの取引を受け入れたということだ」
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