… … …(記事全文5,518文字)DSはゼレンスキーに「ロシアのクリミア支配を認めない」と一芝居打たせた。戦後復興のカネを日本から引っ張り出させるためのトランプ劇場の一幕に過ぎない。ゼレンスキーはトランプと正面切った喧嘩はできない
◆〔特別情報1〕
ウクライナはゼレンスキーの「ロシアのクリミア支配を認めない」発言で、交渉が停滞し混乱している。国際政治に精通する情報通は、「ロシアはクリミアを絶対に手放さない。この混乱は大きくなっていく」と語る。
CNNは24日、「トランプ氏、ゼレンスキー氏を非難 ロシアのクリミア支配を認めない発言は『有害』」という見出しをつけて次のように報道した。
「トランプ氏はSNSトゥルース・ソーシャルに、『ゼレンスキー氏のような扇動的発言が、この戦争の解決を非常に困難にしている。彼には誇れるものなど何もない。ウクライナの状況は悲惨であり、彼は和平を選ぶか、もう3年間戦い続けて国全体を失うかのどちらかしかない』と投稿した。この数時間前には、ルビオ米国務長官がロシアのウクライナ戦争終結に向けた英ロンドンでの会合を欠席すると表明。会合の格が落ちる事態になっていた」
CNNはこの報道から約10時間後、「ロシアがキーウ攻撃、9人死亡 トランプ氏とゼレンスキー氏の舌戦後」という見出しで次のように報道した。
「ロシアは24日未明、ウクライナの首都キーウに対する攻撃を実施した。この数時間前、トランプ米大統領はウクライナのゼレンスキー大統領が和平交渉を危機にさらしていると改めて非難していた。
(中略)
事情に詳しい当局者がCNNに明らかにしたところによると、米政権は3年に及ぶ戦争の終結に向けた和平案の一環として、ロシアによるクリミア支配を認めることを提案したとされる」
また翌25日にはロイターが、「EXCLUSIVE-ウクライナ和平案、米と欧州に溝 領土や『安全の保証』で隔たり」という見出しをつけて次のように報道した。
「ウクライナとロシアの停戦について、米国が提示した提案にウクライナと欧州が反発し今週対案を提示したことが分かった。一連の提案は、今月17日(パリ)と23日(ロンドン)の米国、欧州、ウクライナの当局者による協議で提示された。
米国の提案と、1週間後にウクライナと欧州が提示した提案をロイターが検証したところ、領土問題、対ロシア制裁の解除、ウクライナへの『安全の保証』、ウクライナの軍の規模などを巡り相違がみられた。領土問題について、米国の提案文書は、ロシアが2014年に編入したクリミアや、ウクライナ南部と東部のロシアが占領している地域を事実上ロシア領と認めるとした。これに対し、ウクライナ・欧州の提案文書では、領土に関する具体的な交渉は停戦成立後とし、ロシア領と認めることには一切触れていない」
国際政治に精通する情報通はこうした流れについて、「トランプの求心力が衰えているとみて、DSがゼレンスキーに発言をさせ、トランプ陣営の分断を仕掛けようとした」
以下、国際政治に精通する情報通からの特別情報である。
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