… … …(記事全文5,011文字)トランプのウクライナ停戦交渉は、一歩間違えれば、核戦争を引き起こしかねない。停戦しておいて武器を与えるという矛盾に、目を向けなければならない。そこにイスラエルの暴走という最大の危険も潜んでいる
◆〔特別情報1〕
これは国際情勢に精通する情報通からの特別情報である。
いま最も心配されていることがある。それは、イスラエルだ。暴走するのではないかと懸念が高まっている。親イスラエルと見られてきたトランプが大統領に復権したことで、イスラエルの世界的立場はよくなったかに思われてきた。ところが、必ずしもそうではない。トランプとイスラエルとの間では、微妙な軋轢みたいなものが生じてきている。特にイランを巡る問題だ。
CNNは2月14日、「イスラエル、年内にイランの核施設を攻撃か 米諜報機関が認識」という見出しをつけて次のように報道した。
「米国の諜報(ちょうほう)機関が最近、バイデン前政権とトランプ現政権の両方に向け、イスラエルに関する警告を発していたことが14日までに分かった。同国が年内にも、イランの核開発プログラムにおける重要施設に対して攻撃を試みる公算が大きいとする内容。当該の評価に詳しい複数の情報筋が明らかにした。
イスラエルが武力行使に前向きだとする内容は、イラン政府との和平交渉を望むトランプ氏の現行の思いと相反する。米諜報機関は最近、イランの核施設への大規模攻撃が行われれば、より広範な戦争が中東で勃発しかねないとも警告している。
全般的に、イスラエルも依然としてイランの体制転換というより大きな目標を追求していると、最近の米諜報機関の報告書は伝えている」
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