… … …(記事全文4,873文字)茶番に終わった旧安倍派会計責任者参考人聴取。各政党トップのコメントで、核心部分を突いたのは共産党の田村委員長のみ。多くは「真相究明に一歩近づいた」などと評価し、一歩「闇」に封じ込めるものであった
◆〔特別情報1〕
茶番に終わった旧安倍派会計責任者の参考人聴取。NHKは27日、「参考人聴取の旧安倍派会計責任者、キックバック再開『幹部協議で決定』…要求幹部『現職ではない』」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党旧安倍派の松本淳一郎・会計責任者への参考人聴取は、東京都内のホテルで、およそ40分間、非公開で行われました。このあと予算委員会の安住委員長は国会内で記者会見し、聴取の内容を公表しました。
安住委員長は『質疑はおよそ40分にわたって理事会のメンバーなどで行い、先方は3人の弁護士が立ち会った』と述べました。
その上で、安倍元総理大臣が取りやめを決めた還付が再開された経緯について松本氏が『いったん中止となったことは事実だ。2022年7月に、一部議員たちの声を受けたある幹部から「再開をすべきだ、して欲しい」という話があり、その延長で8月に4人が集まって、ということだった』などと述べたことを明らかにしました。
ただ、安住委員長がその幹部は誰かと聞いたところ『本来ならご自身がお話しすることだと思う。名前の言及は差し控える。いまは現職ではない人だ』と述べたということです。
これに関連し、記者団から『「再開すべき」と松本氏に伝えた派閥幹部は、現職ではない、塩谷元文部科学大臣と下村元政務調査会長のどちらかではないか』と問われ、『今は議員ではないということなので、結論から言えばこの2人のうちのどちらかということになるのではないか。松本氏が、話せることに限度がある中でも、最大の疑問であるこの部分は明確に話していて、意外だった』と述べました」
説明するまでもないが、「還流」「還付」「キックバック」は、政治資金パーティ収入からの所属議員側への「還流」「還付」「キックバック」のこと。このカネが政治資金収支報告書へ記載されてこなかった、いわゆる「裏金」のことである。自民党の強い意向からか、この問題についてNHKは「裏金」と表現しなくなっているらしい。
この自民党旧安倍派の松本淳一郎・会計責任者への参考人聴取について、自民党内部に精通する事情通に話を聞くと、開口一番「森(元総理)の名前は出てこなかった。結局、安倍(元総理)は死んでいる。真相は闇のなかだ」と発言。以下、特別情報である。
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