… … …(記事全文3,237文字)「ロタンダ」での就任式は荘厳かつ神聖な趣であり、トランプが目指す「米国のあるべき姿」にふさわしいものであった。黒で統一されたメラニア夫人の手には2冊の聖書が、ひとつは教会の聖書、もうひとつは
◆〔特別情報1〕
1月20日、ドナルド・トランプは連邦議事堂内で宣誓し、米国第47代大統領に就任した。就任演説の第一声は、「米国の黄金時代が今始まる」(the golden age of America begins right now)であった。そして、「とてもシンプルにアメリカ・ファーストを貫いて参ります」と改めて誓った。
記録的な寒さを理由に就任式は議事堂内の「ロタンダ(円形大広間)」に変更され、パレードも中止となった。議会の中で開かれるのは1985年のレーガン大統領以来、40年ぶりということだ。そしてMAGA「Make America Great Again(メイク アメリカ グレート アゲイン・アメリカ合衆国を再び偉大な国にする)このスローガンも、レーガンと同じだ。
就任式に集いトランプを囲むトランプ一族の全員が、黒い衣装で統一されていた。そのなかでも特に、メラニア夫人の黒い衣装に合わせた、まっすぐ深く被った黒い帽子がひと際目を引いた。メラニア夫人の手には、宣誓のための聖書が2冊、恭しく持たれていた。
トランプ大統領のスピーチライターチームのメンバーと連携する外国人記者からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)