… … …(記事全文4,196文字)『NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ』(2013年10月31日刊)
第5章 デイビッド・ロックフェラー失脚/
だからこそ米CIA対日工作者は「日本乗っ取り」に打って出た
小沢一郎、勝栄二郎、斎藤次郎と米対日工作者との熾烈な戦い
野田佳彦首相が就任して3か月が過ぎたころ、小沢一郎、前原誠司、仙谷由人の4人の関係が、大きく変化してきていた。これを「情報の4重構造」で分析してみると、意外な事実が炎り出されてくる。
①表の情報(マスメディアに報じられた情報)=消費税増税に不退転の決意をもって臨んでいる野田佳彦首相(松下政経塾1期生)は、消費税増税に反対している小沢一郎元代表と厳しく対立しているように見える。民主党の政策担当首脳である前原誠司政調会長(松下政経塾8期生)は12月12日、東京都内で講演し「野田佳彦首相は3~4年、リーダーとして頑張って欲しい。支えていく」と述べている。朝日新聞が12月14日付け朝刊「4面」の記事中で伝えている。この演説からは、先輩である野田佳彦首相を全面的に支えているように窺える。
ところが、前原は、同じ記事のなかで、小沢一郎をとくに名指ししたわけではないが、日米中の関係について、「党内に『日米中は正三角形だ』と言った方もいたが、同盟関係を結んだ国とそうでない国との関係が正三角形であるはずがない」と述べたという。前原は、この秋にワシントンで講演した後でも、米国要人たちに「小沢さんは、コロコロ言うことが変わる」と悪口を言っていたという話がある。仙谷由人政調会長代行は、一応、前原誠司政調会長を支える立場にある。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)