… … …(記事全文5,162文字)総裁選「勝ち馬」を押える自民党重鎮「二階・菅」はいま、日本版「北戴河」ともいうべき「老人の会」結成に躍起になっている。「勝ち馬」に乗れない麻生は、隠したはずの「裏金」問題が噴出し、未練たらたら禊の引退か
◆〔特別情報1〕
毎日新聞は2日、「麻生派で裏金認める初の証言 元所属議員秘書が特捜部に供述」という見出しをつけて次のように報道した。
「2022年に政治資金規正法違反で薗浦健太郎元衆院議員が罰金などの略式命令を受けた事件で、元秘書が東京地検特捜部の調べに対し、薗浦氏が所属していた自民党派閥『為公会』(現・志公会=麻生派)の政治資金パーティーの収入から17年に分配された380万円を事務所の裏金をためる口座に入れたと供述していたことが刑事裁判の確定記録から判明した。
自民派閥の政治資金パーティー裏金事件では安倍、二階、岸田各派が立件されたが、麻生派で裏金の存在を認める証言が確認されたのは初めて。
為公会の17年のパーティーは同年4月12日に開催。薗浦氏と為公会双方の17年の政治資金収支報告書に380万円の資金移動の記載はなく、派閥側も裏金作りに関与していた可能性がある。17年の不記載は政治資金規正法の公訴時効(5年)が成立している。」
これについて自民党内部に精通する情報通は次のように語った。
「やはりバレてきたな。特捜部は最初から、安倍派潰しが狙いだった。そのため裏金問題が表面化する前に、特捜部から麻生に対し裏金問題が事件化する連絡を受けており、麻生の支持により麻生派所属の議員は収支報告書を急ぎ修正し、発覚を免れていた。やっていることは他の派閥と同じ。麻生は院政を目指してきたけれども、禊で『引退』の可能性が高くなった。反主流派『二階・菅』とのキングメーカー争いに敗れたことになる」
この情報通は、2023年12月に「裏金問題」の裏の真相について筆者に情報を伝えてきた麻生派に詳しい情報通である。以下、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)