… … …(記事全文3,519文字)小泉進次郎はもちろん総裁選に出る。出たら進次郎で決まりだ。自民党内もその方向で動いている。進次郎が出ないと、自民党は沈没してしまうからだ。水面下では既に新政権の「目玉政策」に向けて動き始めている
◆〔特別情報1〕
自民党総裁選の投開票は9月27日で、告示日は9月12日である。意欲を示したということで名前が挙がっている候補者が11名。これから、9月12日までの約22日間も、「出馬へ」「立候補へ」の報道が繰り返されるのかと思うと、既に満腹気分である。
小泉進次郎が、まるで20日にでも出馬会見をするかのような加熱報道だった。各報道機関から送り込まれた番記者女子たちが、進次郎の周りを囲んで一緒に階段を下りて行く様子が報道されていたが、ほとんどこれといった言葉は引き出せず、ヒールの音ばかりが鳴り響いていた。結局、進次郎はそのまま玄関口の車に乗り込み、肩透かしに終わっていた。これから9月12日までの22日間もの間、こんな報道ばかりが続くのだろうか。
一方、選挙日程が、ほぼかぶって行われる立憲民主党の代表選のほうは20日に、前代表の枝野幸男が立候補を表明した。
取材に答えるわけでもない候補者の「出馬へ」報道は、結局は立憲代表選を埋没させる戦略にマスコミが忖度し、メディアジャックしたのか?という印象である。しまいには、コメンテーターが立憲の代表選は「地味だ」とのダメ出しまで言い始めた。国民生活そっちのけで、裏金問題や統一教会問題を抱えた自民党には、「出直し」が求められているのであって、「派手さ」が求められているわけではない。繰り返し言うが、課題山積のなか、「目くらまし」の派手なドタバタ劇を、これから一カ月も見せられるのかと思うと、たまったものではない。
政界に精通する情報通は、進次郎の総裁選出馬について、次のように語った。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)