… … …(記事全文4,868文字)旧統一教会のキズを持つ「コバホーク」こと小林鷹之は、「党内改革」を二の次にして「刷新感乏しい」との評価。続いて自民党「最後の切り札」の小泉進次郎、「党を変えるための真剣勝負」と出馬表明か
◆〔特別情報1〕
読売新聞は20日、「小泉進次郎・元環境相、総裁選出馬へ…周囲に『党を変えるための真剣勝負にしないと』」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党の小泉進次郎・元環境相(43)が9月の党総裁選に出馬する意向を固め、周辺に伝えた。出馬表明の時期は今後検討する。河野太郎デジタル相(61)は26日に出馬を表明する方向となっている。自民は20日、岸田首相(党総裁)の後継を選ぶ党総裁選の日程を「9月12日告示、27日投開票」と決めた。選挙期間は15日間で、現行の規程となった1995年以降で最長となる。小泉氏は周囲に『顔を替えればいいという問題ではなく、この総裁選は、党を変えるための真剣勝負にしないといけない』と決意を語っている。議員への支持依頼も始めた」
総裁選のこれまでにない異例の乱立について、自民党旧二階派「志帥会」重鎮は次のように語った。
これまで自民党総裁選といったら、外務大臣をやって、総務会をやって、自民党の役員もやって、いくつか大臣も経験していないと総理は務まらないという、いくつかの登竜門ともいうべき出世コースがあった。ところが、岸田が退陣表明で「今般の総裁選挙では、我こそはと思う方は積極的に手を挙げて」さらに「閣僚も気兼ねなく」と言ったものだから、今回ばかりは古い慣習ともいうべき登竜門などは取っ払われ、実際に11人も「我こそは」と名乗り出てきた。そこからしって、刷新感を演出したということになる。
とはいえ、最終的には5~6で戦うことになるだろうといわれている。しかし、誰を見ても「負けない人」ばかりで、どうなるかはわからない。岸田は、「新総裁が選ばれた後はノーサイド」と言っていたが、総裁選候補者だけで内閣ができるほどの人数であり、しかも粒よりといえる。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)