… … …(記事全文5,044文字)偶然なのか、示し合わせたか定かでないが、二階元幹事長の復帰に合わせるかのように、公明党は連立の足並みを揃えてきた。しかし自公の関係は冷めている。年内解散の声は薄れ、衆参同日選挙の声が高まっている
◆〔特別情報1〕
朝日新聞は29日、「『あんないい加減な案でいいのかよ』公明の譲歩に自民幹部も拍子抜け」という見出しをつけて、次のように報道した。
「政治資金規正法の改正で公明党が一転、自民党の改正案に賛成する方針を固めたのは、連立与党の立場を優先したためだ。裏金事件を受けた政治資金の透明化への強気の態度を一変させた公明に対し、自民内からも拍子抜けした声が漏れる」
この日、公明党との強いパイプを持つ自民党の長老が、久しぶりに国会に姿を現した。二階俊博元幹事長である。時事通信は「二階氏、1カ月ぶり『復帰』 中国共産党幹部と会談」という見出しをつけて、次のように報道した。
「自民党の二階俊博元幹事長は29日、中国共産党の劉建超・中央対外連絡部長と東京都内のホテルで会談した。二階氏を巡っては、5月の大型連休前に体調を崩して入院していると、三男の伸康氏が説明していた。中国側に『私は元気だ』と話しかけるなど、約1カ月ぶりに『復帰』した格好だ」
偶然なのか、示し合わせたのかは定かではないが、二階の復帰に合わせるかのように、公明党は連立の足並みを揃えてきた格好である。
以下、元二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)