… … …(記事全文5,845文字)【拙著】『総理大臣 小沢一郎』(2007年11月10日刊)
第1章 国家最高指導者の条件と統率力
市民運動の闘士・菅直人の大衆に対するアピール力を高く評価
小沢一郎は、市民運動の闘士・菅直人の大衆へのアピールカを高く評価し、フルに活かしている。
菅直人は昭和二十一年(一九四六)十月十日、山口県宇部市でサラリーマンの家庭に生まれた。高校二年生のとき、父親の転勤に伴って上京、都立小山台高校から一浪して東京工業大学理学部応用物理学科に進んだ。在学中、学園紛争にぶつかり、ノンセクト(無党派)学生の声を結集しようと奔走した。大学卒業後に弁理士の資格を取得、現在も「菅・高橋特許法律事務所」の所長を務めている。
昭和四十六年(一九七一)から昭和四十八年(一九七三)まで「よりよい住まいを求める市民の会」をはじめとする様々な市民運動に参加。昭和四十九年(一九七四)の参議院議員通常選挙では、前回選挙で落選(東京地方区)していた婦人運動の旗手・市川房枝を全国区に担ぎ出し、選挙事務長として活躍した。このときから選挙との長いつきあいが始まる。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)