… … …(記事全文5,149文字)野党連携を発言し、リーダーとしての力量が問われている泉代表。ところが泉は、報道記事タイトルで「立民代表」と役職のみで表記されることが多い。「敵失」のチャンスだというのに、いまだ「党の顔」になっていない。
◆〔特別情報1〕
自民党「裏金問題」に特捜部が動き始めたことによる、風向きの変化を追い風にしようとしているのか、「次の次で政権交代」と言っていた口が、「今こそ政権交代」と変節した。しかし、威勢のいいことを言っても、結局は「風頼み」「風任せ」ということである。しかも、あれほど口を極めて罵倒していた日本維新の会との連携を示唆する発言もしているようだ。というのも、共同通信は4日、「立民代表、政権交代目指す 『自民の腐敗政治変える』」という見出しをつけ次のように報道した。
「立憲民主党の泉健太代表は4日、党本部で年頭記者会見に臨み、自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題を受け『自民党、岸田内閣に正当性はない。腐敗政治を根本から変える』と述べ、政権交代を目指す考えを表明した。日本維新の会や国民民主党など野党各党に政権獲得への連携を呼びかける方針を示した。」
これまで「政権交代は5年後」「次の次」と発言してしまっていた「立民代表」の泉は、日本維新の会とは、何かとネット上で批判の応酬を繰り返してきていた。そんな状態が続いていたところで、たまたま自民党が裏金事件勃発による「敵失」の流れになりそうだからといって、簡単に連携が出来るとでも思っているのだろうか。ここは、泉の野党リーダーとしての力量が問われるところである。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)