… … …(記事全文2,818文字)◆『政権交代-小沢一郎最後の戦い』(2007年7月12日刊)
3章 一龍戦争の熾烈 ●「宮沢の後は、俺が必ず引き受ける」
宮沢内閣下で、小沢は、竹下派会長代行として閥務に専念し、公職においては、無役のまま政権を支えていくことにした。
しかし、健康を回復し、元気さを増していくに伴い、小沢にはかつての自信が甦って、自分の心の中にある野望が日々大きくなっていくのを自覚するようになった。
「宮沢の後は、俺が必ず引き受ける。金丸じいさんの目が黒いうちに、俺の晴れ姿を見せてやろう」
と、心密かに決めた。
一旦決めた以上、小沢の行動は、素早い。
自分についてきてくれる政治家を増やすため、現職の政治家との関係をより深める作戦を開始した。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)