… … …(記事全文2,469文字)◆『政権交代-小沢一郎最後の戦い』(2007年7月12日刊)
第3章 一龍戦争の熾烈
●人気の橋本、実力の小沢
「色男金と力はなかりけり」
という諺は、いつの時代にも通用するらしい。一龍の場合も、力はないが国民に人気抜群の橋本と、力はあるが、信頼されているのは"党と財界からだけ"の小沢という図式になっていた。
小沢と橋本の勢力バランスはどうなっていたのか。
小沢の後見人でもあった金丸は、政界引退必至と見られていた。となれば、小沢の派内での立場も、それまでとは大きく変わってくる。ただし、小沢はすでに若手を中心に、二、三十人ほどのメンバーを確保していた。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)