━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年6月23日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 超党派の浪人たちがここぞとばかりに維新の公募面接に結集している様相らしい。岸田政権が内閣改造をしようが、9月に解散を打とうが、解散を来年に延ばそうが、政界再編への地殻変動は既に始まっている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。 結局、岸田首相は下手を打ってしまった。解散風を散々煽っておきながら、ただ匂わせただけに終わったことは、風に振り回された議員も出ているだけに、完全に岸田は自民党内で信頼を落としてしまった。そこに追い打ちをかけるようにマイナ保険証をめぐるトラブルが噴出し、内閣支持率は急落している。G7直後には支持率が56%にまで上昇したものの、瞬間的な上昇に終わり、かえってその反動による落ち込みが激しく、36%まで一気に下落、その後も下落が止まらない状況となっているのだ。立憲から内閣不信任案が出たら解散すると言い切り、まるで採決もせずに解散に踏み切るかのように「匂わせて」た、あの岸田のやり方は、実にまずかった。結果的に、最有力だった9月解散まで危ぶまれる状況に陥り、岸田は自らの首を絞めることとなってしまったのだ。 サミットが終わって、岸田としては、サミット後のタイミングで絶対に解散するつもりでいた。しかし、そう簡単にはいかなかった。 公明党との関係は、早期解散を回避したことで、とりあえずは徐々に元のさやに納まっていくことだろう。しかし、とにかくマイナンバーカードのトラブルは深刻で、この先、さらに支持率は下落していく。そうなると9月の臨時国会冒頭解散は、出来そうにない。 内閣改造をするらしいので、その直後はまた瞬間的に支持率は上昇するだろうけれども、マイナカードのトラブルが更に続出していくとなると、9月10月の解散は厳しいだろう。しかし、来年には自民党総裁選が控えている。年明けに招集される本会議途中で、解散を打つか、もしくは来年6月の会期末で解散するか、この秋の臨時国会冒頭の9月解散も含めて、来年の総裁選までには岸田は解散に踏み切るだろう。 とにかく、まずは内閣改造で支持率上昇を図る。二階が幹事長だったときには、8月4日に人事の改造をしている。それに習う形で、安倍晋三元首相の一周忌を終えた後、臨時国会召集までに改造するだろう。具体的には、松野博一官房長官を変えるとわれている。そこでどれだけ支持率が回復するかをみて、解散に踏み切るかどうかを判断することになるだろう。… … …(記事全文3,701文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)