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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」は解散を巡る神経戦の最中、周到に準備し、賛同者53名を2日で集めた。小沢一郎が全面に出るということは、水面下の策動が整い完了しているというこだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2023年6月19日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」は、解散を巡る神経戦の最中、周到に準備し、賛同者53名を2日で集めた。小沢一郎が全面に出るということは、水面下での策動が整い完了しているというこだ。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  よもや解散の呼び水になるのではないかと決断をあぐね、岸田首相の「解散は見合わせる」の言葉に、恐る恐る先週末の16日、立憲民主党は岸田内閣に対する不信任決議案を提出した。結果は、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党などの反対多数で否決された。立憲民主党執行部が、解散を免れたことに胸を撫でおろしているなか、泉執行部の足下には火が点いていた。過去二度も自民党を下野させた小沢一郎を中心とした立憲民主党衆議院議員有志たちが「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げたのだ。すぐに消せるようなボヤではない。記者会見では、小沢一郎がセンターに座り、両脇を手塚仁雄と小川淳也が固めての会見であった。  これは小沢一郎が自民党所属時代からの側近のもとで活動を続けている支援者からの特別情報である。    国会では天皇陛下インドネシア訪問前日の16日に向けて、立憲が内閣不信任を提出すればよもや解散か、というまさに神経戦が繰り広げられていた。そうした最中、「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」の賛同者が、わずか14、15日の2日間で53名が集まっていた。そして岸田首相は15日、「今の国会での解散は考えていない」と述べ、解散のリスクがないという安心感のなか、泉代表の立憲民主党は16日、内閣不信任案を提出したのだった。しかし、こうした党内の動きを知らなかったのは、立憲民主党の執行部だけではない。記者会見の中心に座していた小沢一郎の側近も、詳細は知らされていなかった。ただ、何かが起きる、その気配だけは感じていたという。  小沢の側近ですら詳細を知らなかった「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」会見である。立憲執行部にとっては、まったくの寝耳に水のことであっただろう。しかも、小沢の両脇を固めているのが、代表選で泉と戦った小川淳也と、野田佳彦の側近である手塚仁雄であり、また発起人として会見に登壇した10名は、そのほとんどが小沢グループメンバーではない。小沢グループ所属は、松木謙公のみで、しかも発起人が居並ぶ、向かって右端の、いわば末席に鎮座していた。つまり、小沢一郎が、自らのグループを中心に立ち上げたものではないということが、立憲執行部にとって最も脅威と感じたものであるだろう。 ◆〔特別情報2〕  小沢一郎を加えた発起人12人の選挙区および、所属グループ等の経緯を以下、記しておこう。
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