━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年6月17日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊) 第4章 正義の「国連軍」への参加こそ日本の生きる道 日本は米国を目指す ─────────────────────────────────── 積極的平和主義からイメージされるのは、米国である。「自由を守る」という大義名分を掲げて世界各地で戦闘行動を行ってきたあの雄々しい姿が、これから日本の目指すものとなり、それが集団指導体制の責任を担う日本に課せられた任務となる。 積極的平和主義を貫徹していくと、国際社会における日本の安全確保の仕方も当然のことながら、根底から変わってくるのだ。 「国際平和を確保する中核的な国際機関は、いうまでもなく国連である。国連は、紛争を極力平和的に解決するとしているが、平和の破壊に至ったときは、まず非軍事的な制裁措置を講じ、それでも不十分なときは最後の手段として軍事的な措置を採ることを憲章に定めている。これらの制裁措置は、個別的自衛や集団的自衛ともまったく異なり、『集団的安全保障』と呼ばれるものである。平和維持活動(PKO)も含めた国連の安全保障システムを総称して『国際的安全保障』と呼ぶことができよう」 国連の力がいかに弱体であるとは言っても、国際社会の平和と繁栄のためにコントロールする機関が国連しかないとするなら、国連を軸にした行動を採るしかないではないか、という論法がこの安全保障の方法論の下敷きになっている。「この国際的安全保障の考え方は、すでに国際社会で広く認められており、日本国憲法前文の積極的・能動的平和主義の理念にもすでに内包されていると考えられる。わが国は憲法の精神を生かし、国際的安全保障を最大限に重視していくべきである」 かくて、一度は敗れたとはいえ、大日本帝国陸海軍の伝統を受け継ぐ自衛隊は、「国連の意思」という正義と国連旗という錦の御旗(正当性)を楯にして、「積極的平和主義」を貫くために自衛隊を世界の至るところに展開できる。自衛隊は、世界各地の賊を倒す官軍となって活躍するのである。… … …(記事全文2,391文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)