━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年6月7日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 維新の躍進が政界を脅かしているのは確かだが、維新も内部でいろいろと軋轢がある。大阪維新は盤石といえるものの、東京が飛躍的に躍進することに、大阪維新は内心で警戒感を強めている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 共同通信は、「自民『谷垣派』発足へ 月内にも、存在感発揮狙う」との見出しをつけて、次のように報道した。 「自民党谷垣グループ(有隣会、22人)は派閥化し「谷垣派」とする調整に入った。21日に会期末を迎える今国会中の正式発足を目指す。派閥を名乗ることで、岸田文雄首相を支える主流派の一つとして存在感の発揮を狙う。」 この谷垣派「有隣会」の政治資金パーティを最後として、自民党内の各派閥の政治資金パーティは終了した。これで自民党は、いつ解散があってもいい「臨戦態勢」の選挙モードに入ったことを意味している。だからなのだろうか、「永田町で解散風が吹いている」かのような早期解散説の記事が散見されている。7日には、国会の衆議院議長公邸で細田議長主催のパーティも開催された。100名ほどの国会議員が集まっていたのだが、出席した元国会議員によると「早期解散の空気はまるで感じなかった」とあっさり否定する。本当に6月に解散するというのであれば、国会も自民党本部も、まったく動きが違っているはずで、自民党本部からして解散モードは感じられないという。以下、自民党内部に精通する元国会議員からの特別情報である。 解散は9月だろう。臨時国会冒頭解散が最も有力だ。早期解散を口にするのは、いま解散すれば自民党が圧勝できると幻想しているほんの一部の幹部、数人にも満たない人たちが吹聴しているのだろう。 いまもし早期解散ということになったら、公明党からの選挙協力は期待できなくなる。東京での創価・公明からの応援がなくなると、かなり自民党候補者は落ちることになり、代って維新がとっていくだろう。30議席を維新にとられたら、政権は万事休すとなる。 細田議長のパーティには、公明党の太田昭宏元衆議院議員(公明党常任顧問)が出席していた。そして公明党との強いパイプを持つ、二階俊博元幹事長も出席。妻に先立たれて、一時はしょぼくれていた二階だが、ここへきて元気を取り戻し、髪も身なりも整えた姿で顔を出し、後継者第一候補の長男も同行して、二階派議員のお世話に奔走している様子だった。二階は、次に解散があったとしても、まだ引退はしないだろう。次の選挙も出るだろう。… … …(記事全文5,842文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)