━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年4月8日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊) 第1章 剛腕の強力なバネはコンプレックス 自民党を壊滅に追い込む意気込み ─────────────────────────────────── 師匠の田中角栄を凌ぐほどの大政治家となった小沢一郎は、自民党の殲滅に情念を燃やし続けている。剛腕を振るってでも平成維新をなし遂げようとしている。 しかし平成動乱の最中にある政局のなかで、小沢一郎の置かれた客観状況を冷静に把握しておかなくてはならない。 いま、小沢一郎にとっての最大の敵は、何か。ズバリ言えば、東大卒という学閥で固めた高級官僚群である。「日本改造計画」のなかで、小沢一郎は、与党の幹事長や重要役職者を内閣や行政各部に送り込むことを提案、国会の委員会から中央省庁より派遣される政府委員を締め出す動きをしている。 官僚群が、果たして「既得権」が剥奪されるのを黙って受け入れるかどうか。小沢一郎は、政界で多数を占め、行政各部内でも強力な支持勢力ができるように、いまさらに新・新党づくりの布石を打ちつつある。 その一つの作戦が、自民党からの引き抜きである。細川護煕が政権を放り出し、次の羽田連立政権が誕生するまでの渡辺派に対するアプローチが凄まじかった。渡辺美智雄は、「総理大臣のポストをちらつかされて、一時、その気になった。 渡辺美智雄の子飼いの政治家である柿沢弘治、新井将敬らは、親分に先立って、自民党を飛び出し、「自由党」を結成し、小沢一郎のグループに合流している。これは、小沢一郎の工作が成功した一例である。… … …(記事全文1,517文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)