━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年4月1日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊) 第1章 剛腕の強力なバネはコンプレックス 小沢一郎に対する「東大包囲網」 ─────────────────────────────────── 第二は、学歴コンプレックスだ。東大や京大といった官学に入学できなかったことが、心の傷となっていまでも残っているはずである。 政治家になって付き合うのが、各省庁の高級官僚たちだ。高級官僚は、東大閥が主流となっている。「東大出にあらざれば人にあらず」の感覚を持つ官僚たちを相手にする。相手は、東大卒でない小沢一郎の学歴を承知している。 小沢一郎が東大や京大受験で戦った同世代のうち、国家公務員上級試験に合格して、中央省庁に入った「東大卒」「京大卒」の高級官僚たちは、いまは、課長から審議官、局長クラスになっている。いま、小沢は、政治家として、これらの高級官僚たちを「属僚」として使う立場にある。 小沢一郎の政治の師匠・田中角栄は小学校卒、竹下登は早稲田大学卒、金丸信は東京農業大学卒で、いずれも「非東大卒」である。 これに対して先の総選挙直前まで小沢一郎を包囲した主力は、中曽根康弘元首相、宮沢喜一元首相、後藤田正晴元法相らのいずれも「東大卒」であった。これに早稲田大学卒の三塚博や東京商科大学卒の渡辺美智雄が連なっていた。 学歴で言えば、小沢一郎は、私学出身者としては珍しく、二つの大学に関係した。慶応大学と日本大学である。とくにマンモス校である日本大学の大学院に入ったことは、後に有利に働いていると言われている。… … …(記事全文2,178文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)