━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年3月11日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊) はじめに(2) ─────────────────────────────────── 世界はいま、どんな戦争の後でもくるような虚脱状態に襲われている。その一方で、米ソの巨大な軍事力という重しが取れたのがきっかけとなり、世界各地域で、民族や種族どうしの紛争が発生しはじめた。たとえば、バルカン半島やアフリカ、キューバ、ハイチなどが紛争の渦に巻き込まれたのである。 世界は、新しい秩序づくりの真っ最中にあり、「平和で安定した国際社会で自由に活動できる状態」が、いつ脅かされてもおかしくない。それこそ、南海の海で、海賊船に襲われたり、航空機のハイジャックにあったりしないという保障は、どこにもないのである。 しかし、地球は、諸国が利権を求めて武力によって天下を従えようとする、すなわち、覇を競う弱肉強食の戦国時代から抜け出し、戦争のない平和な国際社会の建設に向けて、大きく前進しようとしている。いわば「地球維新」が、進行中なのだ。 地球上から戦争をなくすには、諸国が保有している兵器を取り上げるか、廃棄させるかしなければならない。戦国時代に終止符を打って天下を統一した豊臣秀吉が、有名な「刀狩り」を行い、武士以外の民衆から武器を取り上げた故事を思い出すべきである。日本では、今日、「銃刀法」によって、一般国民が銃や刀剣を所持するのを厳しく禁じている。 地球維新の断行に当たっては、国連がまず、世界中の国々から、軍事力となる武器をすべて取り上げる。各国が持てるのは、それぞれの社会秩序を維持するに必要な警察力を担保する武器のみに限るのだ。 これは、村山富市首相が掲げているような単なる「軍縮」には、止まらない。武器は、国連が独占し、国連正規軍が武力行使に使用する。武器使用の最大目的は、世界中の人々の「基本的人権」を確保し、擁護するとともに、自由貿易市場の秩序を維持し安全確保のために警備することにある。地球のどこかで、民族や種族などの争いによる地域紛争が発生すれば、緊急出動して、それを食い止め、自由で民主的な社会づくりに役立てる。 いまのところ、国連正規軍が存在していないので、早急に国連の改革を行って、強力な世界政府として再出発させなければならない時にきている。現在の国連は、第二次世界大戦の戦勝国主導の組織・体制となっているため、すでに時代遅れとなっているのだ。国連は、昭和20年10月24四日、正規軍を持った世界政府として発足し、地球全体の天下統一事業に着手すべきだったのだが、米ソ双方の覇権主義に邪魔されて、この大事業に乗り出せなかった。米ソ東西冷戦が終結をみて、国連は、成立後半世紀にして、ようやく、本来の目的のために立ち上がれる地点に立った。… … …(記事全文2,756文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)