━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年2月26日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第11章 小沢政権が誕生する日(タイム・スケジュール) 君も一度総理大臣になったらどうか ─────────────────────────────────── 「次の総選挙で新進党は多数を取り、勝利し政権を取る」 新進党の小沢一郎は、全国各地を行脚し、演説のなかで行き先々でこう力説していた。平成八年の政局は、衆議院の解散・総選挙のタイミングをうかがいつつ、自民党と新進党の二大政党激突構図で展開していく様相を見せていた。 小沢一郎が、政権を目指して戦うには、いま最もいい条件が揃っている。新進党としての独自の組織力は、いま一つであるが、敵に回ったり、寝返ったりしなければ創価学会を支持母体としている旧公明党・公明の戦闘力が、小沢幹事長にとっては、実に頼もしい存在である。七年七月二十三日の参議院選挙の結果である。新進党は、選挙区において二十二人比例代表十八人の当選を果たし比例代表選挙では一千二百五十万六千三百二十二票(得画翠三〇・八%)を獲得選挙区選挙ともども自民党を上回り、「第一党」の成績を記録したからである。 投票率は、四四・六%と史上最低となった選挙ではあったが、旧公明党・公明(支持母体は創価美広関係八百万人)の組織票ばかりでなく無党派層の票も幅広く集めて、第一党に躍り出たのである。この勢いで小選挙区比例代表並立制度の下ではじめて実施される総選挙に突入すれば、新進党の圧勝は間違いないと小沢一郎のみならず新進党所属の政治家のだれもが鼻息を荒くするのは当然である。 しかし、次期総選挙の結果を占う平成七年十一月十九日に投・開票された参議院佐賀選挙区の補欠選挙での新進党の敗北は小沢幹事長の強気の出鼻をくじくものだった。それでも、小沢幹事長は、衆議院の解散・総選挙について、「判断を受けるという筋論から言っても早い方がよい」… … …(記事全文5,228文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)