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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第8章 小沢一郎を支える民間軍団のパワー 小沢一郎君を党首にしよう

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年12月31日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第8章 小沢一郎を支える民間軍団のパワー 小沢一郎君を党首にしよう ───────────────────────────────────  平成七(一九九五)年十二月七日の晩に、赤坂プリンスホテルの910号室で、新進党の議員が集まって再度立候補要請をした。そのころ新進党の議員数人から、心話會東京本部の山本善心代表のところに、  「小沢幹事長を党首として推すということで、民間を代表して出てくれないか」  と連絡があった。「心話會」は、企業経営を通じて"国と社会を考える"会である。 現在、東京、横浜、宇都宮、名古屋、京都等を中心に年間百五十回以上のセミナーを開催している。メンバーも大企業、中小企業まで幅広く各界を代表する企業経営者が集まっている。山本善心代表は、早速、ライフコーポレーション㈱の清水信次会長兼務社長と一緒に新進党の幹事長室に行った。清水信次会長兼社長は、平成六(一九九四)年に心話会の会長を務めている。部屋には、六十人くらいの議員の方が来ていた。  二人は、小沢一郎に激励の言葉を述べた。その時は、小沢一郎の腹はほぼ決まっていたようだ。山本善心代表が出席したことを、小沢一郎は百万の味方を得たような喜びようであった、山本善心代表は、「私たちの経済界がいま非常に深刻で、実際問題、この三~四年は倒産というより、むしろ企業が整理淘汰されていく現状で、これはとにかく既存のビジネスではもう、利益を上げることは不可能である。弱い企業は特にそうで、その弱い企業というのはかなりの数にのぼるわけです。それだったらこのまま仕事を継続していくよりも、辞めたほうがいいということで、倒産件数よりも、三倍も五倍も上回るピッチで企業の整理淘汰が進んでいる。これはすなわち、新産業を創出しなければいけない。次のベンチャー企業を含めて政治が新しい体制を作っていかなければいけないのではないか。これは緊急を要する問題である。既存のビジネスが持つある程度の基本的な理念とか、哲学とか、あるいはその付加価値とか、サービス、価値観、他社との差別化等をしている会社は残っていくでしょうが、しかし、かなりの数の会社が倒産していくだろう。ですから今、小沢さんに立ち上がってもらわなければ困る」
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