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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

防衛費増額に関して自民党内では、「増税派」(宏池会)VS「国債派」(安倍派)に「無言派」(菅・二階)の3つに分かれている。支持率はさらに下がり、批判の矛先は自民党へと向かう。「岸田降ろし」が加速する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年12月12日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 防衛費増額に関して自民党内では、「増税派」(宏池会)VS「国債派」(安倍派)に、「無言派」(菅・二階)の3つに分かれている。支持率はさらに下がり、批判の矛先は自民党へと向かう。「岸田降ろし」が加速する。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。  岸田首相が突如としてぶち上げた「防衛費増額」の問題で自民党内は紛糾している。岸田首相は、向こう5年間で43兆円に増額するとし、そのための財源のため増税する方針を明確にした。ただし、来年度はまだ増税しないと言っている。つまり、自分の政権では責任を回避する話にもっていこうとしているのだ。だから、自民党内から「自分が辞めた後のことまで決めることはない」と、批判が噴出した。ところが、この批判が、バリバリのタカ派である高市早苗経済安保担当大臣やヒゲの隊長こと佐藤正久元外務副大臣から出てきた。特に高市早苗の鼻息は荒い。閣内からは、西村康稔経済産業相も「このタイミングでは慎重に」と公然と異論を唱えている。この閣内不一致は、間違いなく岸田政権の火種になる。  これは国民に向けた、「ヤラせ」「ガス抜き」「パフォーマンス」ではないかとまで見られているが、しかし、高市は明らかに戦う姿勢で、更迭覚悟だ。というより、むしろクビにしてほしいのだろう。岸田は基本的に「更迭」ができない性質なので、高市のほうから辞任するかもしれない。  しかも、増税するのは自分の政権後ということ。ポスト岸田を狙うところから不満が出るのは当然だ。しかも増税ありきでぶち上げられると、岸田政権の支持率はさらに下がり、批判の矛先は、そのまま自民党へと向かってしまう。岸田がダメになるならまだしも、自民党がダメになると、自民党内は大混乱している。宏池会の岸田にとって、真の目的は単に「増税」であって、防衛費増額はただの名目に過ぎないのではないか。だからヒゲの隊長こと佐藤正久元外務副大臣から、「防衛力の中身を説明する前に増税では順番が違う」とダメ出しされるところなのだ。 【参考】西村経産相、増税議論「このタイミングでは慎重に」 閣内から異論 2022年12月9日 朝日新聞
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