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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

平安末期の東北、十三湊、秋田湊、酒田湊は、大陸との交易が盛んに行われていた。ロシア、朝鮮半島、チャイナ、遠く地中海との交易により、古くから東北の「ドル箱」として戦前まで日本中に資金を回してきた

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年11月17日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平安末期の東北、十三湊、秋田湊、酒田湊は、大陸との交易が盛んに行われていた。ロシア、朝鮮半島、チャイナ、遠く地中海との交易により、古くから東北の「ドル箱」として戦前まで日本中に資金を回してきた。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  東北の隠された歴史について、地元有力者から話を聞いた。  地震と半導体の関係でみていくと、奇妙な相関関係がみえてくる。かつて「日の丸半導体」といわれた時代には、山形県にNECの半導体工場がかなりあったのだが、少しずつ台湾に移っていって、TSMCが誘致されるのかと思っていた。ところがその後、残っていたルネサンスとNECも、いつしか大半がソニーになってしまっていた。TSMC誘致の話は、加藤紘一衆議院議員が生きていた頃には、まだ残っていたようだが、どうしたわけか加藤紘一が失脚し、TSMC誘致の話は消えてなくなり、残った半導体工場をソニーが乗っ取ってしまったのだ。どうやら山形のソニーの社員(恐らく派遣社員と思われる)が、研修などで頻繁に熊本と行き来をしていた。それが、どことなく不可解だなと地元で評判だった。当時から熊本は半導体産業で有名だった。それが、ある半導体研修の直後、熊本地震が発生し、半導体工場は軒並み生産停止状態となった。熊本工場を撤退させた結果、代わって生産を担った台湾TSMCを太らせることとなる。  つまり、TSMCを世界ブランドに確立するためには、日の丸半導体の砦を壊す必要があった。3.11しかり。そこで地震発生との因果関係が結びついてくるということだ。そういう前提でこれまでの地震をみて、紐解いていくと、日本の「分割統治」という米中の思惑と発想は、まったく非現実的だと言い切れるものではない。古代からの東北の歴史の視点から見るならば、なるほどと頷けるものである。  日本は静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりを境にして、東側は50ヘルツ、西側は60ヘルツの電気が送られている。これは電気事業が始まった明治時代、関東ではドイツから50Hzの発電機を、関西ではアメリカから60Hzの発電機を輸入していたことが原因といわれている。つまり日本は、明治維新のときから、覇権大国による東日本・西日本の分断の目論見が常につきまとってきた歴史があるのだ。この電力についていえば、家電製品はコンバーターを使うことで、ほとんど支障がないような状態にある。しかし、おおもとでは、最初から周波数が違っているので、いずれは分断という問題が避けられなくなるかもしれないことを暗示していたといえる。  また、幕末においては、幕府側の東には仏国がつき、西側の薩長連合には英国がついていた。  いわゆる正史といわれる日本の歴史は、ほとんどが日本の太平洋側の歴史が正史となっていて、東北の歴史は詳しく記されていない。実は、敢えて隠されている。最上川河口の酒田湊は、縄文時代の遺跡が多数出てくるところで、ここは、平安末期の平泉政権奥州藤原清衡が平泉と京都を結ぶ玄関口として「酒田湊」を開き利用していた。また、源頼朝によって滅ぼされた奥州藤原氏の遺臣36人(酒田36人衆)が、酒田に落ち延び、武士をやめて商人となって、酒田湊で大陸との交易を行って栄えていった。平安末期の奥州平泉は、十三湊、秋田湊、酒田湊の3つの湊で、大陸との交易が盛んに行われていたのだ。そうした歴史はなかなか表に出てきていないが、東北はロシアとの交易も古くから盛んに行われてきた地域なのだ。3湊からのルートは幸い、海流が穏やかで船が沈まない。渤海国との交易も盛んだった。金鉱山からは豊富に金が採掘され、さらに大陸との交易でも栄えて富を増やし、その潤沢な資金を奈良や京都に回していた歴史がある。実は、潤沢な資金は日本国内だけで回していたわけではない。資金は、遠くバクダットまで届けられることもあったようだ。というのも、秦氏が関わっているからである。飛行機や船での航行しか経験のない現代人には、ピンとこないことだが、ラクダに乗って、夏場など草原となっている白鳥飛来ルートを通っていけば、バクダットまで一カ月ちょっとで悠々とたどりつく。 また梵字・サンスクリット語や、早くから漢字も使われ、中国語も飛び交う、東北は国際都市だった。いまの太平側の概念だけで、日本列島を考えては勘違いするだろうが、古代日本は資源といい国際交易といい、東北が日本の国力の要であり資金源だった。ちなみに、カムチャツカから台北を臨んだ時、そのちょうど真ん中に位置するのは庄内であり、弓にたとえるならば、弓の中央ということになる。
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