━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年9月29日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 金融メルトダウンの第1歩を踏み出した。これと歩調を合わせるように、ロシアのガス・パイプライン、ノルド・ストリームの1と2が爆発音2回の後にガス漏れ。今週末には中の天然ガスは空っぽになる。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。 とうとう始まった。嵐に突入している。本物の嵐まで現れ、ハリケーン・イアンは、共和党知事のフロリダ州で大暴れ。HAARPは日本の台風ではあまり驚異的ではなかったが、フロリダは大暴風雨の大洪水だ。そして、金融メルトダウン。ドイツ銀行発かとみんな思っていたら、イギリスの中央銀行だった。それも、中央銀行には何も打つ手がなくなったことを、市場が見透かしてのことだ。エリザベスの死亡発表直前にイギリスの首相になったトラス(Truss)は、トラッシュ(Trash=ゴミ・ゴミ箱)とあだ名がついた位、バカなことをやっているが、あまりにバカすぎて、バイデン同様、正義の味方軍が送り込んだ人間の演技だと思う。また、それが、みんなが期待していた、まさに運命の9月24日だ。ユーロと米ドルが1:1になったと騒いでいたら、今度はポンドと米ドルが1:1だ。次はスイス・フランだろうか。これで、私たちは、金融メルトダウンの第1歩を踏み出した。みなさん、準備はできていましたか?これは始まりに過ぎない。これからの進捗については、後述する。これと歩調を合わせるように、バルト海のデンマーク領であるボルンホルム島沖の海中にあるロシアのガス・パイプライン、ノルド・ストリームの1と2が爆発音2回の後、4カ所でガス漏れをしている。今週末には中の天然ガスは空っぽになる。 マスコミ報道では、いつものように、「プーチンは、ガス栓を閉めるだけでは足らず、パイプラインを爆破した」ということになっている。しかし、経済制裁が始まってから、ガス栓を閉めたり開けたりして、西側の出方に対応してきたロシアは、今度もガス栓を閉めればいいだけのことだ。大金を投じて敷設した戦術的ドル箱をわざわざ破壊する訳はない。(もっとも、契約上、天然ガスがドイツに渡っても渡らなくても、ドイツは支払い義務があるそうで…)これに対して、インターネット界も「誰の仕業だ」と大騒ぎだったが、アメリカがやったという答えでみなが納得している。大体、ポーランドの元防衛大臣・元外務大臣のラデク・シコルスキーが、ツイッターにガスが海上にブクブク漏れている写真とともに、「Thank you, USA.」というメッセージを出している。この人は、ロシア嫌いで有名で、妻はユダヤ系アメリカ人ネオコンのアン・アップルバウムだ。その上、ヴィクトリア・ヌーランドが今年の1月に、「ロシアがウクライナに侵攻すれば、ノルド・ストリーム2を破壊する」と公言している。その後、2月初めにバイデンはショルツと会談した後の記者会見で、「ノルド・ストリーム2を始末する」と言っている。ウクライナ戦争を起こして、ガス・パイプラインを破壊する。バイデン政権の筋書き通りになった。その上、6月にはNATOの演習BALTOPSで、まさにこの問題のボルンホルム島沖で、米国第6艦隊が水中ドローンの実験をやっている。すべてが見え見えの、脚本通りの進展なのだ。それにしても、実行部隊は米海軍のSEALSなのだろうが、現役でなくても、退役したSEALSがアメリカの傭兵会社には沢山在籍しているので、その手の会社に下請けに出した可能性の方が大きい。ドイツのシュピーゲル誌の報道では、CIAがこの夏、ドイツ政府にノルド・ストリーム1と2に関して事前に警告していたので、今回の破壊工作は、ワシントンのディープステート全体が欧州経済に最終的打撃を与えるための軍事作戦なのだとわかる。テロリスト国家・アメリカのいつものやり方だ。 ロシアからノルド・ストリームで天然ガスをドイツなどに送ることはできなくなったのだが、ウクライナ経由のパイプラインと、トルコ経由のトルコと東欧の友好国向けのパイプラインは、機能している。でも、ノルド・ストリームに比べて規模が小さいし、ロシアもいざと言う時には、これも閉める気かもしれない。爆破するかもしれない。特に、トルコ・ストリームは、あのずる賢いトルコのエルドアンの国だ。ウクライナ戦争でも両面外交で何とかやっているが、いつまでもつか。(あのあたりの国は、ルカシェンコになるか、エルドアンになるかしか、生き残れない。)しかし、トルコ・ストリームが停止となったら、ロシアに友好的な小国には大打撃となるだろう。いずれにせよ、今回のノルド・ストリーム爆破事件で、欧州は米国の天然ガスに完全依存することになり、米国が船で運ぶ非常に高い天然ガスを買わされることになる。欧州各国はアメリカの属国になる訳だ。しかし、一方で、アメリカの石油・ガス産業界の重役連は、バイデンが戦時中の規定を適用して、国有化を行うのではないかと、戦々恐々としている。もしそうなれば、バイデン(=オバマ)の回りにいるトップ0.1%の人間にまた富が集中する。いいことは全くない。そして、「偶然にも」同日にノルウェーとポーランド間のガス・パイプラインが新設開通となって、盛大な式典が開かれた。西側諸国の政治家は、国民の生活など全く見えず、恥知らずな事を平気でやる。こういう深慮のなさが、例のずる賢いハザール集団の足をすくうのだ。 ◆〔特別情報2〕 その国民の生活だが、ヨーロッパではすでに冬に向かっている。光熱費が去年の10倍近くになるのだが、他の物価も上昇する中で、工場も電気料金に耐えられず閉鎖で解雇が始まっている。ヨーロッパ全体が金融危機に向かう中、年金基金もすっとんでしまう。寒い冬の中で、高齢者を中心に凍死と餓死が大発生するのではないかと言われている。しかし、これこそが、ハザール集団生き残りのために計画している、さらなるロックダウンの変種なのだ。人口9割削減計画とか、CBDC(中央銀行発行の仮想通貨)とか言うのと同様の、ハザールの方法だ。欧州の一般市民は、このままでは冬が越せなくなるのがわかっているので、各地で大規模な抗議のデモが起きている。こういうのは、マスコミでは絶対に報道されない。 その中で、ロシアは金融システムの書き換えに進んでいる。決済通貨としてのルーブルの地位は着実に確固としたものになっている。経済制裁で利用できなくなったブリュッセルを本拠とするSWIFTに代わり、ロシアの国際金融取引メッセージシステムであるSPFSは、合計440法人が参加しており、そのうち100法人が国外だ。クレジットカード機能をもつMirは、Visa、Mastercardが経済制裁で使えなくなったため、一層利用範囲が拡大している。西側に遠慮して、Mirを使えなくした国もあり、トルコもそうだ。しかし、トルコはMir専門の銀行を設立することで、この問題を解決しようとしている。(トルコのやることは、いつもこんなだ。)こうして、ルーブルは米ドルに代わる準備通貨となる道をゆっくりと着実に進んでいる。これが実現する時は、あっと言う間の瞬時なのだろう。… … …(記事全文6,503文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)