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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

安倍元首相の「国葬」は、世界各国から要人が来て、手ぶらで帰ってもらうわけにはいかない。何のお土産を用意しなければならないかというと、ズバリ「援助(ODA)」だ。100億円、200億円で済む話ではない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年9月8日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍元首相の「国葬」は、世界各国から要人が来て、手ぶらで帰ってもらうわけにはいかない。何のお土産を用意しなければならないかというと、ズバリ「援助(ODA)」だ。100億円、200億円で済む話ではない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、いまは亡き自民党某派閥の領袖の金庫番といわれた元秘書からの特別情報である。  岸田首相の安倍元首相の「国葬」を巡る対応は、まったく話にならない。最低といわざるを得ない。本来、宏池会の人間というのは、もっとしっかりしていたはずだし、実際に宏池会から出た総理は、みんなしっかりしていた。ところが、岸田首相の場合は、何につけても対応が弱い。統一教会の問題しかり、国葬の問題しかり、とにかくやり方が下手。特に「国葬」は、先に岸田総理が先行して決めてしまったように発表されてしまった。しかし、そういうやり方自体が、実にまずかった。しっかり根回しをしてから発表しなければならなかったのだ。本来、そういう根回しを、しっかりやってから決定し発表するものなのに、岸田はそうした根回しを一切やらないなかで、結論ありきで「国葬」を発表してしまった。だから、野党に火が点いてしまったのだ。やり方が下手の一言に尽きる。結局、岸田の直々のブレーンには、そうした根回しができる側近も長老もいないということだ。  岸田政権の後ろ盾のように見せかけている麻生太郎副総裁でさえ、実際のところはソッポを向けている。見せかけはピッタリ寄り添いながら、本音は違うというのが老獪な政治家であり、特に麻生副総裁については、そういう目で見なければならない。麻生は、財務省を掌握しており、そこが最大の強みであり、実に要領がいい。 ◆〔特別情報2〕  自民党内からも、実のところ、国葬に対しての不満は多々あり、支持率も下がってきているなか、問題はこの先、岸田政権がどこまでもつかだ。国会を開いて岸田首相がタジタジになるのは目に見えている。  国葬にかかる費用にしても、最初は2.5億円などと発表したが、「国葬」が、そんな金額でできるわけがない。続いて発表された16億円超という金額にしても、批判が噴出したことで後から出してきた金額だ。そういう姑息なやり方をしたのでは、まるでダメで、これでは岸田政権はとめどなく支持率は低下する。政界に長くいる人であれば、誰が計算しても「国葬」にどれだけの費用がかかるかは、概ね予測がつく。それだけに、2.5億円はもちろんのこと、16億円にしても、それで乗り切れると思ったとしたら、あまりにも事態を甘く見過ぎている。
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