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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊)  第7章 安倍前政権とロックフェラー、そして福田政権ヘ  祖父・岸信介元首相の"亡霊"に取り憑かれる

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年9月4日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊)  第7章 安倍前政権とロックフェラー、そして福田政権ヘ  祖父・岸信介元首相の"亡霊"に取り憑かれる ───────────────────────────────────  安倍前首相はどうやら、父の安倍晋太郎元外相の、というより、祖父・岸信介元首相の、"亡霊"に取り懸かれているようだった。父の代から山口県下関市を本拠地としているが、かの地はまさに統一教会の"窓口"とでも言うべきところだった。  統一教会という巨大な宗教勢力の背後には、欧州のロスチャイルド系金融資本が控えている。この巨大な金融財閥はかなり以前から、ユーラシア大陸を一つの鉄道で結ぶという壮大な構想を描いている。シルクロードを鉄道で結び、満州から朝鮮半島に入り、日韓トンネルを開通させれば下関が窓口になる。この計画の政治的なプロモーターとして、統一教会が動いているのである。  米中関係の改善が急速に進むなか、当初はネオコン寄りと見られながら、実は統一教会の勢力を地盤とする安倍晋三が首相の座に就いたのは、偶然ではあるまい。  では、統一教会とはいったい、どんな団体なのだろうか。1959年から1960年ごろに教科書問題が噴出した際、取材の一環として、森本真章福井工科大学名誉教授(筑波大学講師)の身辺を調べていた時のことだ。その背後にいた統一教会(世界基督教統一神霊教会)は日本で「反共」の砦を築くという明確な対日戦略があり、そこで結成されたのが「国際勝共連合」だった。ムンソンミヨンこの組織は文鮮明教祖率いる統一教会の下部組織で、かつ"戦闘部隊"とでも言うべき存在である。日本統一教会の会長だった久保木修己が初代会長に就任しており、約2万人もの構成員がいた。韓国の朴正煕政権の反共政策に呼応した。 「国際勝共連合」設立にあたったのが、安倍首相の祖父である岸信介元首相(旧商工省革新官僚、東条英機内閣の商工大臣)や笹川良一、児玉誉士夫のA級戦犯三人組である。彼らの支援を得た統一教会は、宗教活動と並行して政治の世界にも進出した。政権を握る自民党中枢部に深く入り込むために、彼らは、多くの有力政治家のもとへ積極的に秘書を送り込み、選挙運動を組織だって支援した。さらに、国家最高指導者を養成する講座を開設し、原田義昭元文科副大臣など、何人もの人材を輩出してきた。その窓口の役割を果たしていたのが、亀井静香国民新党副代表や安倍晋太郎元外相だった。安倍前首相は父を継いだのである。平沼赴夫元経産相をはじめ、右翼的な政治家はこうした勝共連合系であり、いまでも国会周辺を歩いていると、そのメンバーに出くわすことがよくある。  統一教会はカトリックの教義の、"根源"とでもいうべき「三位一体」やイエスによる救済を否定しており、すでに復活していて文鮮明自身がキリスト(メシア=再臨)であるとしているので、バチカン法王庁からはモルモン教や「エホバの証人」とともに、異端視されている。
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