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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

安倍晋三元首相の葬儀は7月12日に「増上寺」で営まれている。父・安倍晋太郎、祖父・岸信介の葬儀も増上寺で営まれている。なぜ「増上寺」か。ここにも故人と統一教会との関わりが介在していた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年7月27日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍晋三元首相の葬儀は7月12日に「増上寺」で営まれている。父・安倍晋太郎、祖父・岸信介の葬儀も増上寺で営まれている。なぜ「増上寺」か。ここにも故人と統一教会との関わりが介在していた。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 「国葬令」は、日本国憲法施行の際に失効しており、吉田茂元首相の国葬についても、既に法的根拠はなかった。その悪しき前例が、安倍元首相の国葬を誘引した。しかも、追悼演説に立つのは本来であれば、野党側の人が担うもの。そうした慣例もお構いなしで、甘利明元幹事長の選任が浮上。いかにもそれは、「あんまり」だ。政権与党といいながら、自民党自身がおかしなことになっている。  そもそも、安倍晋三元首相の葬儀は7月12日に、東京都芝公園の「増上寺」で営まれており、四十九日を過ぎての「国葬」となる。安倍晋三の父・安倍晋太郎、そして祖父・岸信介の葬儀も増上寺で営まれおり、なぜ「増上寺」なのかだ。こればかりは統一教会とはさすがに関係ないと思われたかもしれないけれども、実はそうでもなさそうだ。統一教会にとって徳川家の菩提寺「増上寺」は特別らしい。  ここにも故人と統一教会との関りが介在していた。増上寺近くの沿道には多くの人が集まり、スマホをかざして見送っていたわけだが、統一教会員も多く見送りに動員されていたとみられている。統一教会にとって実は「増上寺」は特別な存在なのだ。それは徳川家の菩提寺だからだ。なぜ、徳川家とゆかりの深い「増上寺」が統一教会にとって特別なのかというと、それは徳川幕府のもと1607年(慶長12年)から江戸末期の1811年(文化8年)まで12回派遣された「朝鮮通信使」にある。  昨日の記事でも紹介した統一教会の関連団体である「平和統一聯合」の10周年記念大会が2014年7月4日、東京・日比谷公園大音楽堂で開催され、そこで金両基氏が「徳川家康の平和外交~朝鮮通信使の世界遺産登録申請」と題して基調講演を行い、「朝鮮通信使が朝鮮王朝と江戸幕府を航海したその歴史が、これは世界に誇れる歴史であります。朝鮮通信使の歴史を再発見し、そして両国がこれだけ大きな共同事業は初めてのことであります。世界遺産登録を目指して頑張って、両国の平和外交自体を世界にアピールしましょう。そしてこれを成功させていきましょう。」と語っていた。それから3年を経て、2017年10月31日、江戸時代に朝鮮半島から日本に派遣された外交使節「朝鮮通信使」の記録物が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された。  朝鮮王国との友好的な文化外交交流を行った「朝鮮通信使」については、筆者も歴史的な意義は大きい。ライフワークのひとつとして関心も高めてきた。しかし、その歴史的意義が、統一教会の布教活動に利用されていたとなると、話は違ってくる。歴史探求の名目で勧誘され、気がつけば会員にされていた人もいることだろう。  平和統一聯合のホームページには、「朝鮮通信使から学ぶ」というカテゴリーがあり、活動の記録が掲載されている。
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