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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

文鮮明亡き後、統一教会は大きく分けて3つ、小さい分派を含めると、かなりの数に分裂している。カリスマ性と求心力を失った巨大組織は必ず分裂の道をたどる。それはいまや膨張した自民党にもいえることだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年7月19日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 文鮮明亡き後、統一教会は大きく分けて3つ、小さい分派を含めると、かなりの数に分裂している。カリスマ性と求心力を失った巨大組織は必ず分裂の道をたどる。それはいまや膨張した自民党にもいえることだ。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 かつてオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生した折に、当時の統一教会広報部長にインタビュー取材をしていた。当時の広報部長はインタビューのなかで統一教会が目指すものとして、「仏教とキリスト教の一致を進めていかなければいけない。いままで歴史上一番おそろしかったのは、ユダヤ教とイスラム教で、血を流してきたことです。ユダヤ教とキリスト教もそうです。そういう問題をどう克服するか、解決するかだ。(中略) 第一が東西問題の解決、もう一つが宗教統一という問題です。これは思想統一であり、宗教一致運動です。最後に、南北統一問題が起こる」と「統一」の意味するところを熱心に語っていた。実は、このことに関して注目しておくべきことがある。  それは「新世界秩序」のデイヴィッド・ロックフェラーと文鮮明の関係である。  歴史修正学者フリッツ・スプリングマイヤー氏の著書『蛇の如く狡猾に』(1991年刊)によると、1962年10月、当時の金鍾泌KCIA局長が、CIA長官ジョン・マコーン氏(のちにベクテル社社長)とキャロル陸軍中将と会談するために訪米した際、文鮮明も同行し、共にデイヴィッド・ロックフェラーと面会している。このとき文鮮明はデイヴィッド・ロックフェラーが標榜する「The one world」に深く共鳴して意気投合。これをキッカケにデイヴィッド・ロックフェラーは日本で密かに保有していた資金で文鮮明を援助する事を決定し、「勝共連合」を発足させたという。これは、「新世界秩序」に反対する日本の愛国的保守勢力を骨抜きにする事を使命にしていたのだった。  日本の統一教会は毎年、日本の信者から集めた献金から数十億円を韓国に送金しているといわれてきている。しかし、いまや岸信介はもちろん、デイヴィッド・ロックフェラーも文鮮明も他界、そして直系ともとれる安倍晋三も凶弾に消えた。  デイヴィッド・ロックフェラーを後ろ盾に「統一」を標榜してきた統一教会も、文鮮明亡き後は、「統一」ではなく、「分裂」の方向に向かっている。まず、大きく分けて3つに分裂してしまっている。さらに小さい分裂を含めると、かなりの数に分かれてしまっている。これは巨大化した組織において、カリスマ性と求心力を持ったリーダー亡き後がたどる、避けられない定めともいえる道のりである。仏教も、キリスト教も、そしてイスラム教も、全て分裂の道をたどっている。その道は、弔い合戦成功で水膨れした自民党も同じであり、やがて分裂の運命をたどることは避けられないかもしれない。
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