━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年7月16日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第5章 クリントン政権とロックフェラーの「罠」に嵌った日本 日本の金融界を侵略するシナリオ ─────────────────────────────────── 欧米の金融機関は、アジア諸国の通貨を売りまくって経済危機を引き起こし、円安を進める一方で邦銀のドル資金調達に高い金利を提示することによりジャパン・プレミアムを釣り上げた。その上で、日本政府に規制緩和を迫り、同時に公的資金を使って金融機関の不良債権を処理させた。そこまですれば、欧米の金融機関は日本の金融機関を簡単、格安に買収できる。官民挙げて日本の金融業界を侵略するシナリオだった。 日本版金融ビッグバンに先駆けて、アメリカは日本の生命保険会社や証券会社、都市銀行への攻撃を行った。このため、東邦生命がGEキャピタルに奪われ、山一証券がメリルリンチ社に自主廃業に追い込まれ、日本長期信用銀行がリップルウッド・ホールディングス社(ゴールドマン・サックス社が仲介=ルービン財務長官が閣僚になる直前まで会長を務めていた)に安い値段で買い叩かれた。北海道拓殖銀行も倒産に追い込まれている。 外資はまず生命保険業界を狙ってきた。東邦生命が制圧された。世界最大のノンバンクであるGEキャピタルが、東邦生命と資本提携、東邦生命を傘下に入れたのである。東邦生命の太田清藏前社長は、大蔵省に強引に詰め腹を切らされる形で退陣に追い込まれたという。 生命保険業界に続いて、証券業界がターゲットにされ、山一証券が生け賛として捧げられた。山一証券は野村証券をはじめとする四大証券のなかでも経営状態が最も悪く、これが禍した。 金融資本の尖兵役を務める格付け機関「ムーディーズ」が山一証券の格付けを下げ、株を叩き売ってきた。山一証券は資金調達に苦しむ。… … …(記事全文2,417文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)