━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年6月30日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ウクライナ戦争でウクライナが勝てなかったとなると、まさしく米国の敗北を意味する。戦争終結後の世界で、完全にそれまでのパワーバランスが崩れる。米国の敗北は、つまり日本の敗戦でもある。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 市場は、ウクライナ敗北を織り込み始めているようだ。もしこの状態で最終的にウクライナ敗北、ロシア勝利で戦争が終結した場合、ウクライナに加担した日本はどういうことになるのか。以下、国際政治に精通した情報通からの特別情報である。 米国は、既にアフガニスタンでの敗北がある。あれで、米国は完全にナメられている。タリバンに全てをとられた。それを挽回するかのように、ウクライナを使って戦争を仕掛けた。武器・弾薬を全て支援し、資金まで支援し、傭兵まで投入し、実質、米軍が戦っているような戦争だ。ところが、ロシアに負けている。こうなってくると、国際社会での米国の信用はガタ落ちだ。ただでさえアフガニスタンの敗北で信用は地に落ちているのに、さらに地の底に沈んでいく。G7やNATOでウクライナ支援を続けると呼びかけたものの実は「負けるような戦争になっているじゃないか」という不満の声が出始めている。そういう状況のなか、実は一番困っているのは、ウクライナ戦争で中立の立場をとらざるを得なかったイスラエルだという。 ロシアのプーチン大統領は29日、訪問先の中央アジア・トルクメニスタンでイランのライシ大統領と会談した。この会談の目的は、「対イスラエル」だった。 ウクライナ戦争を仕掛けた真の黒幕がイスラエルだということであり、今回プーチンが歴訪している中央アジアの国々はみんなその認識に立っている。そして、会談では、その本家を叩こうということになった。ウクライナ戦争の影に隠れて、イスラエルはイランやシリアを攻撃している。イランは間違いなく反撃する。 イスラエルは過去にロシアからミサイルを撃ち込まれたことがあった。もしも、ウクライナ戦争で米国とともにウクライナ側についたなら、ロシアからの攻撃は避けられなくなる。そうなったら、真の目的であるイランやシリアへの攻撃どころでなくなる。だからイスラエルは国際社会に向けては中立の立場をとったのだ。国際社会から批判を交わすための作戦でもある。案の定、ウクライナの影に隠れて、イスラエルはガザ地区への攻撃を続けている。 そうしたなかでエジプトは、ウクライナとロシアとの間で、両国から食糧を買っているため微妙な立場に立っていたが、どうやら裏からロシアを支援しているようだ。またアフリカも同じで、ロシアを応援しているところが多い。同時に、イスラエルから攻撃を受けているガザ地区のハマスにも、武器・弾薬を送っているという。その結果、5月にはガザ地区からイスラエルに向けて800発ものロケット弾が撃ち込まれた。そのうち、4発~5発が命中したという。… … …(記事全文3,461文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)