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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

露軍リシチャンスク方面包囲は、ドイツのタブロイド紙「ビルト(Bild)」がネット版で真実を報道し、マスコミはどんどんウクライナ大本営発表から遠ざかっており、フォーブズやニューヨーク・タイムズも転向。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年6月24日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 露軍リシチャンスク方面包囲は、ドイツのタブロイド紙「ビルト(Bild)」がネット版で真実を報道し、マスコミはどんどんウクライナ大本営発表から遠ざかっており、フォーブズやニューヨーク・タイムズも転向。(satoko女史) ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からの、「ウクライナ情勢」についてのトップ情報である。  ウクライナ戦役は毎日がエスカレーションだが、現段階は森林地帯と大草原における重火器での戦闘であって、マリウーポルのような市街地での白兵戦ではない。ロシア国内からのミサイルもあり、ウクライナ側は被害甚大だ。ドニエプロペトロフスクでは将官50人を集めて作戦会議中に全員殲滅だし、ザポロジエの「モトール・シッチ」エンジン製造会社の所有する療養所(ボルノアンドレエフカ)に立てこもっていた、米加傭兵を含む210人の将兵も死んだ。ニコラエフでは造船所にこもっていたウクライナ軍の連隊は500人が、ロシア宇宙軍の攻撃で死んでしまった。その上、ウクライナ国内の精油施設はほぼ全部が機能していない。ウクライナ軍は崩壊中だ。そのため、ウクライナ兵やウクライナ・ナチスの投降は大小とりまぜ継続している。セベロドニエツクのアゾート工場の包囲に続き、リシチャンスク方面の包囲がほぼ達成され、ウクライナ側が投降を始めている。その一方、ドニエツク市近郊のウクライナ側陣地からの市内住宅地への砲撃は6月に入り本格化し、毎日数人の市民が死んでいる。これには西側から最近ウクライナに支援された大型の重火器が使用されており、フランスの「CAESAR(セザール)」、アメリカの「HIMARS(ハイマース)」などだ。 もっとも前者はすでに2台がロシア側に捕獲され、ロシア国内でリバース・エンジニアリングの研究が開始されている。HIMARSは、住宅街におちたのを見ると、巨大クレーターが緑地にできている。直径10メートル近くで、深さは3メートル位だ。これがすぐそばの集合住宅の建物に当たっていたら、死者多数になるところだった。ドニエツク市は、手当り次第という感じで、一日に300から500回も、市民のいる所に砲撃が行われており、水道施設もこわれ、ガス管も炎上した。(ただし、ウクライナ・ナチスや外国人傭兵が多数、拘束されている刑務所近くにも、砲弾が複数落ちているのは、中の人たちを殺したいのか、逃がしたいのか。)しかし、この程度の空襲は十分に想定されていたので、家族をロシア国内の親戚・知り合いに疎開させている人も多く、「まだこんなに沢山残っていたの」という感じだ。今日は、昨日の続きではないのに。ロシア軍は、ドニエツク共和国からの強い要請で、この1週間くらい反撃に出ている。ウクライナ側は、ショルツ、マクロン、ドラギ、ルーマニア大統領がキエフに来た時に、ロシア側の大反撃やキエフ爆撃を期待していた様子だが、ロシア側はその罠にはかからなかった。しかし、何となくやらせっぽく、何か脚本ができているような気がする。仏・独・伊は、裏では、ゼレンスキーに領土をやって早く降伏せよと説得していたそうだが。 ◆〔特別情報2〕  現在、包囲作戦が行われているのは、セベロドニエツクのアゾート工場と、リシチャンスク方面だ。セベロドニエツクのアゾート工場の解放は、マリウーポルのアゾーフ製鉄の解放の新バージョンだ。後者は2か月くらいかかって、最終的には2500人が投降してきた。今回は、もっと早いだろう。中にいるのは、2000人から2500人、そのうち、グルジアなどの外国人傭兵が500人くらいで、ウクライナ内務省所属の特殊部隊もいる。中で人質になっている市民は数百人、多くても1000人と言われている。ロシア側はいつものように、アゾート工場にも投降呼びかけのチラシを落としているのだが、「捕虜交換や帰宅は戦争終了後に行われる」と明記するようになった。これは、既に拘束中のウクライナの戦争捕虜が、今、返されると、また前線に送られることを危惧していることから学んだからだ。実は、ゼレンスキーもアゾート工場のウクライナ兵には投降を呼びかけているからか、ウクライナ軍からは投降者が小グループだが、どんどん出ている。戦争捕虜の中には、ロシアの市民権を申請した若い人たちもいる。どんどん、寝返っている。ウクライナ・ナチのアイダール大隊は、セベロドニエツクの近郊に陣取っているが、投降交渉を始めた。もっとも外国人傭兵が妨害しているのだが。それでも、アイダールの司令部スタッフを含むメンバーがすでに投降している。  また、先日、アメリカ人傭兵が20人ほど、作戦外で自分の命が惜しくて脱出を試みているが、数名が成功しただけで、他は全員、死んでいる。ウクライナ側はアゾート工場では農薬や爆薬の入った巨大タンクの後ろに陣地を構えて、ロシア側が攻撃できないようにしている。1週間前に、ウクライナ側からの要求で、中にいる一般市民の避難のための人道回廊が設定されたが、ウクライナ側は条件を全く順守せず、工場敷地内の兵員の再編成に停戦を利用しただけだった。自力で出てくる市民も時々いるのだが、人道回廊のことは全く知らされていないと言っていた。セベロドニエツクに対して、ロシア側の砲撃は続いており、完全包囲されているので、ウクライナ側は兵器の補給路が絶えている。一般道路は使えないので、森林地帯を通らなければならない。ゴムボートで川を渡り、銃弾の緑色の木箱数個を運んでいる動画も見た。アゾート工場は時間の問題だ。
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