━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年5月14日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第2章 デイヴィッド・ロックフェラーとロックフェラー四世の激闘 オサマ・ビンラディン一族との不可思議な因縁話 ─────────────────────────────────── 米国の舵取り役であるブッシュ大統領自身にも触れておこう。ブッシュは、一九四六年七月六日、父ジョージ・ブッシュ元大統領、母バーバラの長男として、コネティカット州ニューヘブンで生まれた。当時、父ブッシュはエール大学の学生だった。二年後、大学を卒業した父は、妻バーバラと幼い息子を連れてテキサス州西部に移住した。少年時代の大半を過ごしたテキサス州ミッドランドを、ブッシュはいまでも故郷と思っているという。 父ブッシュはその後、共同で設立した海底石油採掘会社の経営を引き継ぐため、テキサス州南東部のヒューストンに家族とともに移った。ブッシュはミッドランドのサン・ハシント中学校の七年生を修了したばかりだったが、父親につき従ってヒューストン郊外の私立学校、キンケイド・スクールに転校した。 一九六一年秋、ブッシュは米国で最も有名な大学進学準備校であるマサチューセッツ州アンドーバーのフィリップス・アカデミーに入学した。父の出身校でもあった。一九六四年にフィリップス・アカデミーを卒業し、コネティカット州のイェール大学歴史学部に進学、一九六八年五月に卒業した。 その後、ミッドランドに戻ったブッシュは、石油事業にチャレンジした。土地の採掘権を調査し、石油採掘の見込みのある土地の借地契約を交渉する「ランドマン」になったのである。鉱業権や鉱区使用権の取引に携わり、採掘プロジェクトヘの投資も行った。 ブッシュ大統領はミッドランドでの石油事業に専念し、「アルブスト・エナジー社」(アルブストとは、スペイン語で「ブッシュ(茂み)」を意味)を設立。さらに「ブッシュ・エキスプロレーション」と改称したものの、1980年代初めに石油価格が下落しはじめ、経営難に陥り事業は失敗に終わった。アルブスト・エナジー社には設立時、共同出資者の一人として「サレム・ビンラディン」という人物がかかわっていた。サウジアラビアの裕福な事業家だった父の後を継いで、米国でのビジネスを任されていた。あのオサマ・ビンラディンの長兄である。一九八八年、テキサスで軽飛行機事故により死亡している。 その十三年後にアフガニスタン空爆に踏み切ったブッシュ大統領とオサマ・ビンラディンを結びつける不可思議な因縁話としてアメリカ国内で話題を呼んだ。… … …(記事全文2,742文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)