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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第2章 デイヴィッド・ロックフェラーとロックフェラー四世の激闘 デイヴィッド・ロックフェラーがブッシュ政権を支える

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年5月8日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第2章 デイヴィッド・ロックフェラーとロックフェラー四世の激闘 デイヴィッド・ロックフェラーがブッシュ政権を支える ───────────────────────────────────  ところで、デイヴィッド・ロックフェラーは、ブッシュ大統領をはじめ、ネオコンの頂点に立っていたチェイニー副大統領、その第一の配下であるラムズフェルド国防長官らのスポンサーとしてブッシュ政権を支えてきた。実際には、ブッシュ大統領が二〇〇一年一月二十日に第四十三代の大統領に就任する前から、デイヴィッド・ロックフェラーは"政権準備"に関わり、息のかかったメンバーを集めてプロジェクトチームを作らせ、自らはスポンサーとして資金援助してきた。その「政策集団」が、いわゆるネオコンと呼ばれる人々である。  ネオコンとは、米国における新保守主義(ネオコンサバティズム=neoconservatism、創始者は文芸批評家のアーヴィング・クリストルと言われる)を信奉する政治集団の略称である。軍事政策や外交政策は新現実主義(他の国家にできるだけ利益を与えないことが、相対的に自国の利益を追求することになるという考え方)路線を取り、自由主義と民主主義は人類普遍の価値観であると考え、その啓蒙と拡大に努めている。ネオコンは核戦略において、元トロツキストでランドコーポレーションの政治アナリストだったアルバート・ウォルステッターに強い影響を受けている。ブッシュ政権のタカ派外交政策姿勢に非常に影響を与えてきた。  デイヴィッド・ロックフェラーのほかに、共和党のイスラエル政策を支持する米国在住のイスラエル・ロビーもネオコンを支えてきた。米国内のユダヤ系市民は、従来はリベラル派の民主党支持者が多数を占めていたが、民主党のクリントン政権が進めた中東政策に対する不満から、多くが民主党を離れていった。共和党の掲げる中東の民主化政策が、結果的にはイスラエルを利することになると考えたようだ。  ユダヤ系市民は米国の総人口の五パーセント程度を占めるに過ぎないが、富裕層の割合が多く、国防・安全保障政策に深く関わっている。  イスラエルの右派政党リクードも、共和党と利害が一致しているため手を結ぶことが多い。このような背景から、共和党のブッシュ政権には、以下のように数多くのネオコンが顔を揃えることになった。
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