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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

2トップの路線対立で迷走する国民民主党。対して野党分断を画策した自民党は、参院選に向けて「裏金づくり」に躍起。N證券が筆頭となって「空領収書」を集めまくり、「リクルート事件」再来の可能性も。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年5月3日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2トップの路線対立で迷走する国民民主党。対して野党分断を画策した自民党は、参院選に向けて「裏金づくり」に躍起。N證券が筆頭となって「空領収書」を集めまくり、「リクルート事件」再来の可能性も。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、国際政治情勢に詳しい情報通からの特別情報である。  国民民主の玉木雄一郎代表が迷走している。支持率低迷による消滅を怖れ、政界での存在感を示そうと与野党の垣根を超え、あっちこっちの政党に近づいて話題を振りまいたものの、いざあっちこっちに行ってみると、たいしたポストをもらえそうにないということで、実際に玉木は迷っているようだ。麻生太朗副総裁からそそのかされ、主義主張を変えて自民党に擦り寄ったことで、野党からは猛烈な批判を受けることとなってしまった。また維新との相互推薦の話では、結局、前原誠司代表代行との関係がギクシャクしていることが露呈してしまった。どうもベテラン重鎮とは違って、水面下での駆け引きという芸当、荒業が苦手らしい。国民の目からみると、何をしようとしているのかサッパリわからない。この広げてしまった「全方位外交」を、どう収拾していくつもりなのか。  ところで維新との相互推薦を主導した前原だが、維新寄りの行動はいまに始まったことではない。前原と維新の松井一郎代表は、昔から原発利権の関係で繋がりが深い。前原は、かつて京都の原発関連の組織で役員に就いていたことがあり、そのときから松井と関係が深い。当然、関西電力との関係も深い。原発つながりで、京都の前原は維新を推している。結局、相互推薦は白紙となったが、国民民主は次の参議院選の京都選挙区は、維新の候補者を推薦することに変わりはない。ただし、連合は、国民民主が独自候補を立てないことを理由に、立憲の福山哲朗を推薦することとした。 ◆〔特別情報2〕  いま、自民党の安倍たちは、リクルート株を巡って、裏金づくりに奔走している。N証券会社が筆頭になって動き、いろいろな企業に領収書を書いてもらい、その額面の2%を払ってその領収書を買い取っている。ある企業には2億5千万円の領収書を書いてもらい5千万円で買い取ったという。そうやっていろんな企業からリクルート株を売買したかのごとくに見せる「空領収書」を集めている。それで裏金をどんどんつくっている。それには、裏で森喜朗が絡んでいる。森喜朗は、かつてリクルート事件のときも関係していた。誰にリクルートコスモスの未公開株を配るか、そのリストを作成したのが森喜朗であり、自らも約1億円の売却益を得ていた。ところが、リクルート事件で名前があがった大物政治家たちの多くが失脚しながら、森喜朗はちょっとした謹慎程度で、ほとんど無傷だったといわれている。記者から疑惑について聞かれたとき、他の政治家が嘘でごまかしたり、秘書や妻のせいにしたりしていたのに対して森は、譲渡を受けたことを正直に話したことで、返って記者からの批判の矢をうまく交わしたていた。  ちなみに、中曽根康弘前首相、竹下登首相、宮澤喜一副総理・蔵相、安倍晋太郎自民党幹事長、渡辺美智雄自民党政調会長ら、自民党の派閥領袖クラスが譲渡されており、政界全体では90人を超える政治家がこの株の譲渡を受けていた。江副浩正リクルート社元会長(リクルート社創業者)ら贈賄側と藤波孝生元官房長官ら収賄側計12人が起訴され、全員が有罪となった。ただし、中曽根や竹下をはじめ大物政治家は立件されなかった。しかし、竹下内閣は退陣に追い込まれ、譲渡を受けていたということで名前が出た、安倍晋三の父・安倍晋太郎は、このときを境に天に見放され、総理への道が閉ざされ、最後は病魔により命尽きてしまった。
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