━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年4月18日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ウクライナへ武器供給している国は、やがて「付け回し(請求)」を始める。復興に追われ払うことができないウクライナに対し、穀倉地帯や天然ガスなどの資源を押さえにかかるだろう。それが最終目的だ。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、国際軍事情勢に精通する事情通からの特別情報である。 ウクライナのマリウポリでの戦闘で、抵抗を続けるウクライナ兵に対してロシア国防相は17日、(日本時間の)午後7時までに投降するよう最後通告をし、応じない場合は殺害すると警告した。これに対してゼレンスキーは、「(ウクライナ軍が)全滅すれば、ロシアとの停戦協議は終わりを迎えることになる」と交渉打ち切りを示唆した。しかし、国民の犠牲のうえに、停戦交渉に応じないというのは、その時点で大統領の資格はない。投降も国民を守るためのひとつの方法であるのに、それを拒否し、しゃにむに戦争を続けるというのは、それこそ狂気の沙汰であり、話にならない。つまり「マリウポリに残る兵士を皆殺しにしてくれ」と言っているようなものだ。ロシア軍は攻撃を止めない。ここから先は、どこか第三国が仲裁に入って「現状で停戦」となり、その後、ウクライナは分断され、朝鮮半島と同じようになるだろう。 仲裁に入るのは、中国、トルコ、イラン、イスラエルといった国、5~6カ国が考えられる。時期としては当然、マリウポリ陥落後に領内の掃討作戦をしてからとなる。陥落後1~2カ月はかかる。国境の線引きで、杭などを打って鉄線を張り、監視体制をつくってようやく停戦になる。既に、そのための部隊を、他から移動させて入れ始めている。 ◆〔特別情報2〕 ロシア黒海艦隊を率いる旗艦「モスクワ」が爆発後に沈没した。ウクライナ軍によるミサイルで撃沈したということだが、あのクラスの艦隊では、ミサイルが1~2発当たったくらいで沈没するようなことはない。撃ち込まれたミサイルが、たまたま弾薬庫の近くに命中し、そこから引火し大爆発を起こして沈没した。ロシア側は、近くのコロシア艦が乗組員を救助し「死者ゼロ」と発表したのに対し、ウクライナ内務省顧問は、艦長が死亡したと伝えている。旗艦の艦長は、「提督」であり「司令官」だ。旗艦は艦隊の中心であり、艦隊のトップが乗っている。しかしこれは、ウクライナ軍の大失敗だ。そこを攻撃したということは、間違いなく猛烈に報復される。プーチンにしてみれば、頬に一発ビンタを食らったようなものだ。その屈辱は絶対に晴らさなければならないからだ。 似たようなことが第二次世界大戦で、日本軍が対英国艦隊に対して起こしている。1941年(昭和16)年12月10日、マレー半島東方沖で発生したいわゆる「マレー沖海戦」だ。イギリス東洋艦隊の最新鋭戦艦だった「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」が航行中、日本海軍航空隊が攻撃し撃沈した。航行中の戦艦を航空機だけで撃沈した世界初の海戦といわれている。このときチャーチルは、「本気か」「あの艦が」と絶句したといい、後に、「戦争全体で(その報告以外)私に直接的な衝撃を与えたことはなかった」と回顧録の中に記しているほど、衝撃を受けた。プーチンにとって旗艦「モスクワ」を撃沈されたことが、方頬にビンタを受けたようなものであるならば、最新鋭の英不沈艦「プリンス・オブ・ウェールズ」巡洋戦艦「レパルス」を航行中に撃沈されたことは、チャーチルにとっては鼻っ柱をへし折られたようなもの。しかも東洋の黄色人種の国によって受けた屈辱である。「本気か」と絶句したチャーチルを本気にさせてしまった一撃だった。… … …(記事全文3,410文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)