━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年1月18日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 公明党はいま、自民党に対してブラフをかましている。しかし、立場は自民のほうが強い。結局、公明は折れる。池田名誉会長が決定した自公連立を、公明の側から離れるということは、絶対にない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは、創価・公明の内部情報に詳しい情報通からの特別情報である。 今年の参院選を巡って、自公の相互推薦が危ぶまれ始めている。参院選1人区を中心に公明党は、自民党候補者への推薦を見送る方針が、地方組織幹部に通知したことが16日、各紙で報じられたわけだが、公明党はいま、自民に対してブラフをかましている。自民のなかで、かなり公明に対する風当たりが強くなっている。それに対して公明は、「そういう態度なら知らないよ」という居直りをして見せている。しかし立場は自民のほうが強い。結局、公明は折れるだろう。 自公の相互推薦を巡っては、兵庫選挙区の推薦問題に原因があるといわれている。衆議院選挙で議席を伸ばし勢いをつけた維新が、次の参議院選では兵庫選挙区に2人候補者を立てようとしている動きがあり、3議席を巡る熾烈な攻防が始まっているということだ。しかも、自民の候補者は岸田政権で初入閣した安倍派の末松信介文科大臣で、公明の推薦どころではない。しかし、公明党にとっても関西は落とせない。「常勝関西」といわれるほど、勝って当たり前の選挙区であり、二位当選から三位当選の転落さえも許されず、ましてや落選など絶対にあってはならず、なんとしても面目躍如を保たなければならない。決して、落とすことが許されない選挙区なのだ。 とはいえ、関西の創価・公明、とりわけ大阪の創価・公明は、大阪や関西のことだけしか考えていない。本体の創価・公明の意向よりも、自分たちの保身を考えている傾向が昔から強い。そうしたことから考えると、「推薦見送りの方針」は、あくまで方針であって決定事項ではなく、最後は自民が公明のメンツを立てて、「また協力し合いましょう」ということに収まっていくことだろう。 ◆〔特別情報2〕 というのも、前々から言ってきていることだが、公明の側から連立を離れるということは絶対にない。足元を見られようが、どうであれ、そこは関係ない。要は、池田大作が元気なときに自公連立を決めたものだから、池田大作が生きている間は、勝手に連立を解消するということは絶対に許されない。ということからいって、「推薦見送り方針の通達」は、ブラフでしかない。… … …(記事全文2,713文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)