━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年12月29日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 遠山清彦元議員とともに在宅起訴された牧厚テクノ社元顧問が専務理事を務める「日中協力会」役員名簿が興味深い。公明党内には遠山清彦の影響力は残っており、もしかしたら故・藤井富雄に代わるドンになるかも? ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 時事通信は12月28日配信の記事「『公明党のホープ』、再起の矢先 テクノ社と親交 遠山元議員」のなか、在宅起訴となった遠山清彦元議員について、「ともに在宅起訴されたテクノ社の牧厚元顧問(74)とは、7月に死去した藤井富雄・公明党元最高顧問を通じて数年前に知り合ったとされる。」と興味深い記述があった。 これについて、創価・公明の歴史及び、内部事情に詳しい情報通に以下話を聞いた。 故・藤井富雄は、公明党東京都議会のドン、それも本当のドンだ。都議会公明党には、昔、いろいろ創価から来た草創期の幹部連中がいたが、藤井富雄はまさに「アンタッチャブル」といわれるほどの特別な存在で、警視庁に太いパイプを持っていた。藤井富雄が首を縦に振らなかったら、公明党の政策というのは基本的に動かないと、そこまでいわれるほどの公明党の本物のドンだ。 矢野絢也・竹入義勝(ともに元衆議院議員、元公明党中央執行委員長)時代というのは、表立って強い発言はしてこなかったものの、都議会に関しては藤井富雄が掌握していた。その後、公明党の委員長が創価学会草創期の大幹部である石田幸四郎になり、藤井とはほぼ同時期の創価学会入信ということもあって、関係は非常に良好で、石田幸四郎の次の公明中央幹事会代表に藤井が就任している。その後は、浜四津敏子、神崎武法と、年代が下の人が代表になっていくに従って、藤井のポジションはどんどんアンタッチャブルな重鎮になっていった。警視庁だけでなく、警察庁や検察にも強く、同時に暴力団関係とも強い繋がりを持っていた。それだけ強い力を持ちながら、都議会議員と目立たなかったため、大きな話題になったことはなかった。逆に、話題にしようにも、危なくて手が出せなかったということもある。 藤井は、国政に出ることはなく都議を続けた。そのほうが発言力や影響力を行使しやすいからだ。というのも、なぜかというと、その当時はまだ宗教法人法が改正されていなかったので、創価学会は東京都知事所轄の宗教法人だった。だからこそ、都議会議員としての影響力が絶対に必要だった。東京都の宗教法人創価学会に何か問題があったとき、その火消し役としても藤井が動いていた。だから、80歳を過ぎた2005年まで都議を続けていた。藤井に関しては、議員定年制は全く適用外で、そこがまさにアンタッチャブルということなのだ。 【参考】「『公明党のホープ』、再起の矢先 テクノ社と親交 遠山元議員」… … …(記事全文3,963文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)