━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年12月28日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 安倍元首相たち3A+茂木幹事長は、岸田政権を短命に終わらせようと考えている。「ポスト岸田」には、森友を片付け桜の終わった安倍が行く。南鳥島のレアアース利権独占のための再々登板らしい。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは自民党二階派「志帥会」の重鎮からの特別情報である。 福島原発の汚染水を海に流すということを、菅政権のときに閣議決定しているのだが、漁師と住民が猛烈に反対している。当時の経産大臣が福島に許可を得ようとしたけれども、ダメだった。全漁連も当然、断固反対。これは、福島だけの問題ではない。福島から流した汚染水は、日本列島周辺の海域全般に流れ込んでくることなので、日本の漁業全体の死活問題になる。それは日本の領域だけに留まらないため、海外からも反対されている。 政府の計画では、福島県の地中に穴を掘って、そこから汚染水を海に流すということになっている。ところが、福島県沖から流すということになり、当然、漁業にとっては影響が甚大だと問題になっている。それを、せめて日本列島から離れたところから流せば問題はないということで俄かに、本州の南東約1800キロメートルにある南鳥島に船で汚染水のタンクを持って行き、そこから流してはどうかという案が出てきている。もちろん、どこから流しても最終的には同じかもしれないけれども、福島県沖から流すよりは、影響は軽減されるといわれている。その南鳥島は、海底から世界一の品質となるレアアースが5種類発見され日本の半導体事業に大きな期待がかかっているのだが、安倍・麻生・甘利の3Aは、この南鳥島のレアアース利権を独占しようと会社まで立ち上げているという。 南鳥島は周囲が潮で削られていっていたので、領有権を主張するために、海岸線の周囲の補強工事をしてきた。ちなみに南鳥島からレアアースが出てきたことが発表されると、中国はあれこれ牽制してきており、ここでも、安倍たち3Aにとってはレアアース戦争をめぐり、中国との対立が激化しているということだ。 南鳥島のレアアースは、2012年6月に東京大学研究チームにより、南鳥島付近の海底で発見され、翌年3月、鉱床の一部が高濃度であることが発見されたといわれている。しかし、それより10年以上前、二階俊博元幹事長が運輸大臣だった頃、海底船で既に発見され、「出たぞ、すごいよ」と驚いていた。その後、浮体式原油生産貯蔵設備を運行する専門会社の三井海洋開発株式会社が担当し、安倍政権のときには、南鳥島から採掘したメアアースを運ぶための「港湾」を、国家予算500億円かけてつくっている。 南鳥島には、自衛隊、気象庁の関係者、30人程度の人が住んでいるだけで、基本的には無人島だ。南鳥島自体は、日本の国有地で、その国有地から発掘されたレアアースは誰のものなのかということになる。しかし、そんなことはお構いなしに、3Aは採掘事業を独占して進めようとしている。半導体に関しては、小選挙区で落選したとはいえ、いまでも甘利がトップを牛耳っている。半導体に関する甘利の影響力は、世界トップだともいわれており、だから、いまも3Aは健在だということだ。… … …(記事全文2,978文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)