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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

米国の貴金属小売り業者は、金でも銀でも、売る在庫がなくて困っている。コロナ以前の在庫量に比べ、最近は10分の1以下。コロナ以前は貴金属など見向きもしなかった一般市民が銀貨数枚でも買おうとしている

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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

                         2021年12月3日

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世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で
行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速
報する。
                         政治評論家 板垣英憲

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米国の貴金属小売り業者は、金でも銀でも、売る在庫がなくて困っている。コロナ以前の在庫量に比べ、最近は10分の1以下。コロナ以前は貴金属など見向きもしなかった一般市民が銀貨数枚でも買おうとしている(satoko女史)
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◆〔特別情報1〕
 これは在米30年越の個人投資家satoko女史からの特別情報のつづきである。
 アメリカの貴金属の小売り業者は、とにかく、金でも銀でも、売る在庫がなくて困っている。コロナ以前の在庫量に比べ、最近は10分の1以下だ。コロナが始まるまでは貴金属など見向きもしなかった一般市民が、銀貨数枚でも買おうとしているし、最近はヘッジファンドなども、電話一本で「御社で持っている金貨を全部売ってくれ」と大きな金額を注文してくる。いくら大手でも、金貨全部を売ってしまうと、次の入荷があるまで、何日か金貨の在庫がゼロになる。1オンスの金貨は、新しい地金型のコインで、日本では20数万円。1オンスの銀貨なら、4千円以内で買える。世界で一般に通用する地金型コインは、金貨・銀貨ともに、アメリカ、カナダ、オーストリア、イギリス、オーストラリア、南アフリカの6か国の造幣局が作るものだ。中国のパンダコインは、以前、日本のコイン業者が、「うちでは中国のコインは信用していないので、取り扱っていない」と言っていた。古いコイン(日本ではアンティーク・コインと呼ぶみたいだ。変な呼び方だ。誰が言い始めたのだろう)になると、希少性やコインの状態により格付けがあり、一般に値段は新しい地金型より高い。


 アメリカでは、1933年に政府が金を没収した時に、収集した古銭は対象とならなかったため、現在でも、万一没収がある時に備えて、1933年以前に発行された金貨を買う、というか、名目的には「収集する」人が多い。1933年以前のアメリカの金貨の中でも一番新しいタイプのセント・ゴードンズなら、地金型より少々高い程度で買えるので、これを推奨する独立系投資アナリストも多い。ただし、日本はガラパゴス状態なので、こんなのでも信じられない値段がついている場合がある。また、古代ギリシャの都市国家アテネの格付けつきの銀貨(4ドラクマ)が15万円くらいなので、個人の趣味にもよるが、「歴史」を身近に置いておくつもりなら、こんなのもいいと思う。(絵柄のフクロウは、例のカルトと関係があるので、これを嫌う人も多い。)
 アメリカの小売業者の在庫不足で、一般投資家はどのコイン・延べ棒にするかという選択の余地が全くなくなっている。例えば、大手業者のオンライン・ショップを見てみると、上記の6か国の造幣局の銀の延べ棒は全くなく、メジャーなブランドが一つ位、それから、マイナー・ブランドなら少し余裕がある。他の国の業者は、現在のところ、アメリカほどひどい状態ではないが(去年の春から夏は、その他の国の業者でもなかなか商品が揃わなかったが、現時点ではなんとか在庫はある)、アメリカのイーグル・コインについては、アメリカ国内でのプレミアムと横並びなので、他国の造幣局の地金型コインに比べて、割高になっている。こうした貴金属への需要の拡大、というか現代の「ゴールド・ラッシュ」が始まっている原因はいろいろある。(1)バイデン政権が変な法案を通そうとしている。600ドル以上の支払い取引のすべてについて、決済会社・金融機関が政府に報告する義務を負うことにしようとか、富裕税なのだが、資産の売買益ではなく、未実現利益に課税しようとか、気違いじみたことをバイデン政権は画策している。それで誰もが、なるべく早急に、できたら年内に銀行預金口座の残高をゼロにして、金融システムの外で退蔵できる資産=貴金属にしたい。(2)現在の大々的なインフレ(政府発表は5%だが、食料品とガソリンが計算にないっていないというウソ。本当は15%以上)で、政府と米ドルに対する信頼が全くない。そのため、恐怖感・パニックで、とにかく銀行にドルを置いておきたくない。ドルは持っていたくない。あるだけのドルで、安全資産である貴金属を買う。(または、仮想通貨を買う。)(3)株や仮想通貨でもうけた投資家が、利益確定して、ドル建てのデジタル資産から、現物の安全資産である「6000年の歴史で実証された」貴金属に資金を移動している。
 また、供給面では、イギリスの造幣局で「円形」の在庫がなくなった。円形とは圧延板をコインの大きさに打ち抜いたもの。これに模様をつけてコインにする。アメリカでもコインのセキュリティー強化のためとか称して、数か月供給が止まっていた。こういうのは、外部の業者にアウトソースすることもあり、年間契約になっているため、その年度の契約量に達すれば外部業者からの供給が止まってしまう。貴金属の小売業者の売り上げは、2020年は前年の2倍、2021年も前年の2倍の販売だ。まさに倍々ゲームだ。それでは、年度初めに予測していた円形の供給量が尽きてしまうのも当然だ。また、銀地金自体の供給については、銀のあまりの低価格に、銀鉱山をもつエンデバー・シルバーが操業停止しただけでなく、ファースト・マジェスティックも売却を中止して銀を退蔵中だ。この先、値上がりするのがわかっているのに売るのはバカげているから、企業としては当然の判断だ。また、世界的な製造業の会社は、銀市場での購入から、銀鉱山との直接取引に移行しつつある。
◆〔特別情報2〕
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…(記事全文6,012文字)
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